肝試しのシーズンですね。
私の中で、リアルに怖かったのが、19歳の頃の経験。
当時私は、新聞配達をして予備校に通う、新聞奨学生でした。
私が担当になった配達地区には、大学病院がありました。
まだ朝陽の昇らない、真っ暗な医学部の研究棟を、7階から1階まで、廊下を歩きながら、各研究室に新聞を配ってゆきます。
内科、外科、耳鼻科、眼科・・・。古い大学病院ですから、廊下に人体模型とか雑然と置かれていたり。
つまり、夜の学校と、夜の病院の両方の怖さ。
これは本当に、怖かった!
真っ暗な廊下を、一人で歩くときのあの心細さ。
ある日、階段を下りてひときわ暗い廊下に出たとき、突然目の前にバタバタッ!!!という羽音がして飛び立つものがあり、思わず悲鳴を上げてしまいました。
よく見ると、ハトが、開けっ放しだった窓から入り込んでいたのだとわかりました。
ま、不思議なことですが、この日あまりに驚いたもんですから、それ以降は、少し恐怖心が消えました。
あの時の自分の驚きを思い出すと、自分でも笑ってしまうのです。
そんなことを、思い出しました。
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