目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

まともに相手にしてくれる相手がほしいのは、患者も同じなのだ。

2022-07-22 22:29:36 | いけてつオタク話
ある人の不自然な自己膨張的な態度が、傷つけられた自己がそうさせているのだと気づいたら、その人に対する怒りは冷めた。

ただ、あからさまにその人の傷つけられた自己に対するフォローに回れば、その人は激怒するであろう。

なぜなら、共感でさえ、ある人々にとっては侮辱に他ならないからだ。

それに「あなたは傷ついている。」
この指摘でさえも、侮辱に受け取られかねない。

その辺の訓練ができているのがプロの精神科医であり、できてないのが、ただの素人であろう。

空気? 匂いでわからせる以外ないのであろうか?
私はあなたの痛みを知っている。その痛みをことさら逆なでするようなまねはしない。
それを非言語レベルで対象者にわからせるということを。

統合失調症患者がキレる理由は、まずは彼らの攻撃衝動のベクトルが、罪もない第三者に回っている場合がある。
それと同様に、傷ついた自己がうごめきだして、その痛みを共感? いや、単に知ってもらいたい場合もあるのだろうと思う。

被害妄想というのは、患者の痛いところを、他者が集団で痛めつけているという感覚に他ならないからだ。

患者が主観的に周りに痛めつけられているという感覚を理解し、それに寄り添う方法論が、素人には難しいのだ。

患者だって馬鹿じゃないから、支援団体のいう、「偽りの受容」は、痛いほどわかるし、それ以上患者にとっての侮辱はあるまい。

患者に向き合うのはしんどい。それはサービスで似たような人々に接したことのある患者は、痛いほどわかることだ。

が、まともに相手にしてくれる相手がほしいのは、患者も同じなのだ。

そんなわけである。
以上、IKMT。