包囲殲滅。
ぐるりと囲んで皆殺し。
やってできないことはないのだが、やられた奴は死に物狂いで反撃してくる。
これを言い訳にして、本土決戦に持ち込んだ日には、双方損害がでかいからとうそぶいて、人の国に原爆を落とした言い訳をする国がありますがね。
さて、それはどうでもいい。
包囲殲滅戦をやるときに、損害を少なくするのが、この、欠囲戦法。つまり、孫氏の兵法に出てくる、囲む師は欠くである。
例えば本当に全滅させたいときには、こんな例がある。
何やら義経は、平家の陣地に夜間奇襲をかけ、おびえた平家の陣地近くの断崖で、夜目にも鮮やかな白装束を着た武者が、こっちに逃げ道あるぞと断崖に誘導して、ワーッと崖に殺到させて、全滅させた例がある。
それとは別に相手に自分の言うことを聞かせるために、いやらしくこの手を使うやり方もある。
命は助ける。だから言うことを聞けとばかりに、自分の逃がしたいほうに逃がすやり方だ。
その方法はいちいちここには列挙しないが、その手筋は頭のいい奴がよく使う手だ。
例えば経営苦・生活苦を救うために補助金や給付金を出す。銀行口座にマイナンバーを紐付けよ。さらに運転免許や保険証とリンクしますので、一般国民の方、ヨロピク。さらにはマイナンバーポイントも付けるでよ~。ってな案配で。
脅迫するのではなく、そういう風に誘導するのだから、そのいやらしさったらない。
読者の皆様、その手には引っかかられるな。