今回の「熊本地震」の震源地の近くでは、揺れの強さの目安となる加速度の値が1500ガルを超え、12年前に新潟県中越地震で観測された値に匹敵する激しい揺れだったことが、防災科学技術研究所の分析で分かりました。
防災科学技術研究所は、今回の地震で、震源地からおよそ5キロ北の、震度7を観測した熊本県益城町に設置した地震計のデータを分析しました。
その結果、揺れの強さの目安となる加速度は1580ガルでした。これは平成7年に起きた阪神・淡路大震災の際に神戸市で観測された値の2倍近くで、平成16年に震度7の揺れを観測した新潟県中越地震の際に小千谷市で観測された1500ガルとほぼ同じでした。
防災科学技術研究所の青井真地震津波火山ネットワークセンター長は「加速度の大きさと被害の大きさは直接結びつくものではないが、1500ガルを超える加速度は国内で多くは観測されておらず、過去に大きな被害が出た地震に匹敵する激しい揺れだったことが裏付けられた」と話しています。
被災地の方、および被害にあわれた方に、心からお見舞い申し上げます。
新潟県中越地震および、中越沖地震の際には、震源地から離れた当地、新潟市でも余震が頻繁にあり、気持ちが悪くなったことを思い出しました。
…さて私も、できることから支援をはじめたいと思います。