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聖教新聞 (2019/ 1/23) 〈幸齢社会〉 イライラしない過ごし方

2019年05月26日 21時04分16秒 | コラム・ルポ

〈幸齢社会〉 イライラしない過ごし方

2019年1月23日 聖教新聞

心のストレッチで不安解消
精神科医 保坂隆さん
 
 
 

 誰にでも忍び寄る「シニア特有の感情」を自分でコントロールできれば、老後をもっと楽しめる可能性がありそうです。ちまたで話題の“キレる老人”などとは対照的な、イライラしない過ごし方を精神科医の保坂隆さんに聞きました。(写真は本人提供)

心配事は楽観的に

 年を重ねて「イライラしやすくなった」「落ち込むことが多い」と感じたら、自分の感情が手に負えなくなりつつあるのかもしれません。現役時代は温厚だった人も、定年後は感情が波立ちやすくなるので注意が必要です。

 背景には、病を患ったり、配偶者や友人と死別したりするなど、高齢になると喪失感を抱きやすい点があります。中には「食べる量が減った」「お酒に弱くなった」と落ち込む人もいるでしょう。
 高齢期は“失うことの多い時期”なので、気分が沈み、うつ状態に陥りかねません。自分に対する見方をさらに前向きにしないと、元気が湧きにくいのは当たり前です。
 私は、がん患者の心をケアしていますが、病気になっても「あまり悲観的にならず、楽観的に考える」ことを勧めています。それは治療もせずに「そのうち治るだろう」という考えではなく、「治ると信じて治療に専念する」ことが重要だからです。
 老後は、病気だけでなく、経済的な不安を抱く人も多いと思いますが、それも、まずは解決できると信じること。心配ばかりすると、脳の働きや体の免疫力が低下します。
 感情のコントロールにも悪影響を及ぼし、イライラしてキレやすくなる場合も。心配事があっても、希望を持って頑張ることこそ“最も簡単な長寿法”と言えます。

違うことを始める

 「希望なんて、持てない」「今更、自分の考え方を変えられない」という人もいるでしょう。考え方は性格によりますが、実は本来、ほとんどの人の性格は、悲観的です。

 なぜなら、性格を作り出す「脳」が、悲観的・否定的に考える傾向があるから。楽しかった出来事より、嫌な経験をよく思い出すのは、誰でも同じではないでしょうか。
 楽観的な考え方に変えるには、脳に“主導権”を握られないように意識して、うまく誘導する必要があります。
 「そんなの無理」という声が聞こえそうですが、実は、それも脳が発するネガティブなささやき。対処法は意外と単純で、全く“違うこと”を始めればいいのです。脳は、一つのことに集中する性質。お金の心配事があっても部屋を片付けたり、おいしい料理を食べたりすると、その不安を忘れてしまうでしょう。
 また「大丈夫」「できる」「心配ない」など、肯定的な言葉を使うのも大切。心理学では、祈るかのように“強く思い込むと、現実化する”という考えもあるほどです。

他人と比較しない

 シニア世代に限らず、感情が波立つ原因の多くは、他人と自分とを比べてしまうことにあると思います。

 “隣の芝生は青く見える”もので、ストレスを感じるようなら“見ない”のが一番。定年や誕生日、新年を迎えた時などに、他人と比べるのをキッパリやめましょう。自らの人生に集中すれば“自分の庭も十分に青い”と分かり、悩みは消えていくはず。
 もちろん、近隣や友人との関係は絶たず、貢献できることには無理なく関わること。老後に自分を助けてくれる人は、ご近所さんかもしれず、日頃からの交流が大事です。慣れない人は、児童の通学を見守るボランティア活動などに参加してみましょう。
 さらに家事を妻に任せきりの人は、自分の脳を怠けさせないためにも、片付けや買い物、掃除などを喜んで引き受けること。感情の老化防止に抜群の効果があります。

カタルシス効果で

 以上の内容を実践しても、笑顔になれない人はきっと、誰にも言えていない悩みがあるのでしょう。誰でもそんな心配事が幾つかあるものですが、人が抱えられる悩みには限界があり、それを超えると感情をコントロールできなくなってしまいます。

 例えば、自分が落ち込んでいる時、その状況を知らない人から何か頼まれたりして、「こんな時に」といら立った経験はないでしょうか。
 悩みは、周囲の人に聞いてもらうだけでも心理的な負担が減り、これを「カタルシス効果」といいます。語る相手は家族や友人のほか、ペットでもOK。悩みを“吐き出す習慣”を身に付けましょう。
 一般的に、ストレスは対人関係によるものが多いのですが、最後まで1人で生きるのは困難。周囲との良好な関係を築く上でも、自身の感情は普段の“心のストレッチ”でほぐしておきたいですね。

 ほさか・たかし 1952年、山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。米カリフォルニア大学留学、東海大学医学部教授、聖路加国際病院精神腫瘍科部長などを経て、現在、同病院診療教育アドバイザー、保坂サイコオンコロジー・クリニック院長などを務める。著書多数。


カミさんの更年期に辟易しているけど、自分の更年期にも同様の感情をもっている身としては、参考になる記事だね。

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部屋の模様替えをしてからのお出かけ

2019年05月26日 15時57分52秒 | つれづれに

3畳ばかりのマイルーム。

 
エアーベッドを適当に置いていたもんだから、使い勝手が悪い悪い。(^_^;)
 
末娘に手伝ってもらい部屋の模様替え。
 
終わって…いやいや、終わってないけど途中で座談会へ。
 
それからそのままカミさんと買い物へ。
 
それにしても暑い暑い。(^_^;)
 
カミさんの美容院~チャレンジャー~ピアレマート…という、ほぼいつものルート。
 
東華楼の激辛マーボーにも心奪われながら、やっぱ自宅でマッタリしたいもんねぇ。( ´∀`)
 


昼から飲んじゃ、今日は終わったも同然!(^-^;

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