天井の高い空間は開放的で気持ちがいいです。
ただ、すべての空間の天井を高くしても、その効果は半減します。
天井の高い空間は、天井の低い空間と対に設けることで、その良さが強調されます。
あえて天井の低い廊下を通ってから、天井の高いリビングに入るとその高さは
数字以上の高さに感じられます。
茶室は、にじり口という小さい戸を潜り抜けて入ることで狭い空間を広く感じさせています。
ただ広く高い空間にすれば良いというわけではなく、
限られた広さであっても、気持ちよさとは、設計によって作り出すことが可能になります。
そのほかに、考慮すべきことは、
天井の高い空間は、暖気が上に逃げてしまうので、下から輻射熱で温める床暖房とセットで考えなくてはなりません。
天井の低い空間は、天井が目線に入りダウンライト等も目障りになるのですっきりとした天井にする必要があります。
←低い天井の廊下を抜けた先に
←高い天井のリビングが現れます
二宮の夜桜ライトアップがありました。
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横浜の設計事務所
【コア建築設計工房】 井下
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