福島第一原発は2011年3月12日1号機が水素爆発した。5年目の今日の朝日新聞は、当時陸上自衛隊が命がけの作業で1号機の原子炉冷却作業に当たった模様を1面トップで報じている。昨晩のNHKも同じ番組が、テレ朝報道ステーションは金曜日、福島のこども達の甲状腺がんの追跡調査を特集した。
3月9日には大津地裁が再稼働した高浜原発3、4号機の運転停止差し止め請求を認めた。4号機は休止中で、3号機は10日に停まった。関電は承服しないと主張している。
小泉純一郎元首相は「決定は当然・原発ゼロに」と、やればできると主張、原子力規制委員会が40年を超えた高浜原発1、2号機の再稼働を例外で認めたことについても「安全第一といいながら、収益第一となっている」と批判。至極もっともだ。
私は2002年8月12日に、当時仙台の関連会社に出向していた二男を訪ね、東北一周旅行した。下北半島突端の恐山へ行く途中、寄り道してむつ小川原・六ケ所村の原発のゴミ、再処理工場正門前まで見に行った。その当時から原発は止めるべきと確信を持っている。
震災5年前日の夕方6時からの安倍首相記者会見は、経済至上主義で、原発を推進する、アピールは明白なのでチャンネルを切り替えた。
保育園落ちた日本死ね!!!と訴えるヤンママが週刊文春インタビューに答えていた。「不倫議員の補選費用2.6億円、選挙対策で老人に3万円3600億円を配る原資を子育てに」と。そんな首相の記者会見なんてバカらしくて聞けるか。
もう国も電力会社も金食い虫で始末に負えない原発は諦めるべきだ。それとも日本列島を人が住めない島国にしてしまう気か。
2011年9月2日宝島社