名古屋駅の時間待ちが3時間ほどと余裕を取ったので、JR東海セントラルタワーズ内にある高島屋へ寄り、モーニング喫茶へ入った。受付で「各階喫茶・レストランの案内」のパンフを貰う。気が利いている。
ホテル兼用で51階まであるが、下層の商店街の11Fから順に見ながら降りて、8Fの喫茶で喫煙コーナーがあるか聞くと、無いので7Fならあると言うので、辞退して7Fへ行った。
ボーイに聞くとレシピはどれも高価、しかたなく写真のモーニングを頼んだが最低で870円余だった。隣へ来た若い女性に「ここは高いよ」とお節介をいうと彼女はこっちを見て、ニヤッと笑い、ウインナーコーヒーではなくリキュールを頼んでいた。
朝から黒こげのパンとポタージュスープではねえ?
熱海へ着くと迎えバスが来ていない。弟が電話で聞くと運転手がどこかへ行ったらしい、タクシーで来てくれ、代金は旅館が持つので立て替えてと言った。運転手に熱海の旅館事情を聞いた。「大月ホテルは真面目にやっています。バブルで踊った旅館は皆パーになり身売りです」と二つほどの旅館名を上げた。そこで昨日、世田谷であった酒酔い運転でタクシーに追突し、運転手を殺してしまった21歳の男の話をすると、「逃げた方が罪が軽い今の法律がいけないのだ」と、妙なことを力説した。
曲がりくねった坂道の熱海市内を駆け下りる途中、歌手・五月みどりの直営店があった、2店あると言った。
旅館に着くとカウンター前のソファに案内し、抹茶と饅頭のウエルカムサービスで出迎え。
隣の席へ女子大生グループ5人がにぎやかに座った。「何所からお出でになったか」と聞くとヨコハマからと、「あなた達は・・」と逆質問され、「飛騨の高山から」「ああ飛騨牛ね」、とJA出身の兄を喜ばせた。卒業旅行か聞くと当たりだった。
大月ホテル和風館 1泊2万円だそうだ。少し建物は古いが格式は満点の旅館だった。上がり框にまず6畳くらい。
和室のヒノキ風呂には入らなかった。
前側は大月ホテル洋風館で和風館からは建物の真横を見る構図。海岸に向けてでなく、海岸に右向きに二つは建っている。
廊下の喫煙コーナー、やれやれ、どこもここも禁煙でここまで来た。ロビー庭園にボケが咲いていて、鶯のつがいが来た。カメラを構えたら逃げられた。フロントマネージャーらしい従業員に写真を見せ、そう話したが拡大して見ながらボケか知らないと言われた。