12日93歳で梅原猛先生が亡くなった。氏の著書は「歎異抄入門」(PHP文庫)をはじめ、主に仏教書をよく読んだ作者です。
マイブログにも生い立ちのことなど、先生の名で検索すると何編か駄文をアップしています。
中でも全集に収められていた氏の生い立ちと、若くして亡くなった不幸な母の追慕の一編が思い出される。
" 父が東北大学学生の時下宿屋の娘との間に生まれた。隣の愛知県知多半島・南知多町の梅原家は旧家でその結婚を認めず私生児として育った。薄幸の母はその後我が子と引き離され失意のうちに東京で結核で亡くなったと書かれている。
また、もう十数年前NHKの対談番組で、相手は確か広瀬修子アナではなかったかと記憶しているが、母を語って涙ながら追慕しておられた。"
最近ウィキペディアに詳しい。
90歳くらいで逝きたいと言われていたが、93歳とほぼ念願どおりに終って逝かれた。ご冥福を祈る。