cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧紀州街道編①~前編

2024-02-19 | 旧紀州街道run/更新中

★関西ネタです

【2018年12月某日】

なんやかんやと高野街道1回目から1か月が過ぎ、師走に入った。
何かと忙しくなりそうな気配の中、家族と離れ、社宅で一人週末を寂しく…、なんてことはなく(笑)、天気も良さそうだし、旧街道を走りに行くか!!。

朝食と洗濯だけをササっと済ませ、着替えていざ出陣!

向かったのは自宅から徒歩5分、「高麗橋」。
旧街道runとしては、東海道(京街道)編最終回以来。

懐かし~、とはならないけどね、何せ徒歩5分のところに住んでてね。
買い物やら何やらでもう数えきれないほど前を通ってるからね(笑)

あれから約6年。
まさかこんなところに単身で住むことになろうとは思ってもなかったからなぁ。

ってなシチュエーションで、今更感満載だけど、とりあえず記念に写メしておこう。(冒頭写真)

そもそもいきなりなんで紀州街道?
高野街道は?

よーするに財布と気持ちの問題。
単身赴任の気ままさはあるものの、高野街道も河内長野過ぎると金銭的にもそこそこかかるし。
しかもその翌日に「りんくうパークマラソン(10km)」で準優勝したりして楽しんでるからね。

ということで、毒抜き?の気楽さを求め、並行する形で高麗橋発の紀州街道踏破を目論んだのさ。
何せ高麗橋スタートなら、往路の交通費は無料だからね(笑)

まだ10時をすぎたばかり。
まずは西へ。
毎日見ているような風景で何にも感慨はないが、「高麗橋1」の交差点で堺筋に出る。

左手角の北浜プラザが目立つ。
元々は三越大阪店だったらしいけれど、現在は高層マンションで、地下鉄北浜駅と直結している。

って、最寄り駅だし、社宅から徒歩2分ぐらいだよ(笑)
進むどころか戻ってる(笑)

ここで左折、つまり堺筋を南へ。
汗かく間もなく、道修町1の交差点の左手に時代を感じる和風建築。
こんな大阪の都心の真ん中だけに妙に目立つ。

旧小西家住宅ね。


そもそも小西家って何者?
簡単に言えばボンドや瞬間接着剤アロンアルファを作ったコニシ(株)の創始者ね。

道修(どしょう)町といえば、西日本を代表する古くからの薬の街。
今もなお、武田薬品や塩野義製薬等の大手製薬会社が本社を置いている。
接着剤にも薬品は利用されているだろうから、コニシ(株)もその流れを汲んで発展していったんだね。

なかなか前に進まんね。
とりあえずしばらくは堺筋がそのまま紀州街道で、南下するだけ。

御堂筋に次ぐぐらいの大阪の大幹線。
両側は巨大なビル街で面白みもないし、どこをどう走っても同じようなものだが、とにかく日本橋に到着。

かの有名な道頓堀川。

さすがにこの寒い中、飛び込む人はいない(笑)

ここを超えるとやっと旧街道らしい宝探し?のような場所が現れる。
道頓堀川から2本目の狭い道を右に入る。
芝居裏通などといかにもピッタリな名前が付いているようだ。

30mほどで、ビルとビルの間の極細の路地。

なんとこれが紀州街道の名残らしい。

路地を抜け、普通のアスファルト道になりホッとする間もなく、東西に走る大幹線に突き当たる。
千日前通ね。

といいつつ、大阪在住歴7か月。
通りの名前もリサーチしておかないとまだなかなか覚えられないんだけどね。

左手の「日本橋」の交差点に廻って横断し、またこの1本西側の道に戻って南下。
赤裏筋という名がついているようだ。

ちなみに日本橋は「にっぽんばし」ね。
江戸にある旧東海道や旧中山道の起点は「にほんばし」
その真ん中で生まれ育った名古屋人は混乱してしまうよね。

すごく遅いペースだが、いつの間にか中央区から浪速区へと変わり、ほんのわずかに右にカーブしている曲線に街道らしさを感じるものの、それ以外に古きを忍ぶものはない。

さらに進むと、若干道幅が広がり、ものすごい人だかり。
コミックかカードなのか、そっち系の人が群れを成していた。


赤裏筋もこの周辺だけは「オタロード」なんて通称で呼ばれているらしい。
コスモタイガーもある種のオタクの様なものだからなぁ…。

とはいえ、街道らしさもないからね、ちょっとベースアップして道なりに南下しよう。
JR大阪環状線の新今宮駅をアンダークロスし、さらに国道43号を横断。
西成区に入ったようだ。

ようやく高いビルもなくなり、都会のど真ん中間はなくなり、道の名前も「紀州街道」と、ところどころに案内されるようになった。


さらに南下すると右手に公園があり、何やら行列ができている。
配給?炊き出し?があるようで並んでいる。


あ、そうか、ここは「あいりん地区」最寄りの公園なんだね。
旧街道としてしかリサーチしてなくてね(笑)
予備知識なかったからビックリした(;'∀')

起伏もほとんどないから、走りやすさは感じつつ、南下を続けよう。

昭和の風情を感じる下町らしい通りだ。
天下茶屋地区に入ったようだ。

名前のとおり、天正年間には茶屋が開かれ、のちに豊臣秀吉お気に入りとなったため、「殿下茶屋」と呼ばれるようになった。
それが訛って天下茶屋になったとか。
鉄チャン的にも、南海電鉄本線と地下鉄堺筋線の乗換駅で、耳慣れた地名ではある。

その名も天下茶屋公園を右に見てそのまま進む。
大阪市内にも関わらず、旧街道らしい1本道として、紀州街道は南下を続ける。

約400m。
神社が左手反対側に見えてきた。
天満宮ということで、ご祭神は菅原道真だろうけれど、建物自体は昭和になってからのもの。

そしてこの目の前の交差点にあるのが「天下茶屋跡」の碑。

正確にはここから西へ30Mほど入ったところにある小さな広場が跡地として整備されているらしいけれど、単なる跡地ということで先へ進むとしよう。

すぐ先の信号に、大きな「阿部野神社」の標識が立っているから少しだけ寄り道。
左折して阪堺電車の線路を超えればすぐに行き止まり。
標識通りの神社が鎮座している。


西からだと貧相?ながら、正門であろう南からだと立派な神社らしく、御朱印もいただけるようだ。

再び街道に戻る。
南海電鉄高野線をアンダークロス、すぐに左から来た阪堺電車が合流し、ここから路面電車となる。
しばらくは路面電車と並走することになるんだね。

塚西という大きな交差点もそのまま直進。
この辺りから住吉区になるのかな?

おっと、目の前から路面電車がやってきた!

撮り鉄は専門外だけどね、とりあえず悠然と走る電車に思わず携帯を向けてしまった。


さあ、まだまだ路面電車との並走だ!
と思ってたら、薬局とクリニックが並んでいるところでいかにも旧街道らしい道が斜めに分岐。


もちろんここは斜めの道に入るのが正解ね。
すぐに視界が開け、南海本線粉浜駅前に出た。

和歌はあんまり詳しくないのでよくわからないけれど、たぶんこの辺りを詠んだものなのか、駅前には万葉歌碑が建てられている。


さあ、せっかく駅前だから!
とはならないのさ。
トレーニングとしてはまだ全然距離不足。
しかも時計はまだ正午前。

そのままコスモタイガーは南へと向かうのだ。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コスモタイガー漂走記~旧高... | トップ | コスモタイガー漂走記~旧紀... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
iina様 (コスモタイガー)
2024-07-01 14:18:47
凄い数の後援会、聴かれたんですね!
コスモタイガーも興味ある後援会とかのポスターを見たりしますが、なかなか時間が折り合わず、行く機会がありません。
そもそも仕事は当然にしても、旧街道走ったり、レースに出たり、鉄道にも乗ったり、その上家族とドライブに行ったりと、手を広げすぎなのかもしれませんが…(笑)

道修町は社宅にも近く、よく通過しました。
今となっては懐かしく感じます。
返信する
(コスモタイガー) さん へ (iina)
2024-06-28 09:38:10
大阪時代に広いひろい御堂筋をよく歩きました。

長堀橋に会社がありましたから、心斎橋から日本橋へは近くもあって、足しげく飲み歩きしてました。
そんなかんなで、道修町のいわれ等も知りました。

住んでいた町のだんじり祭に、子供たちが町内の曳山を曳かせてもらってました。

後援会は、無料で聴かせてもらって有意義でした。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/e5bb5d51a10d4c8d65f737c596a38ce6
返信する
あいりん地区 (コスモタイガー)
2024-04-05 15:36:15
更家様

コメントありがとうございます。
そーなんですよ!!
あのあいりん地区は紀州街道沿いなんですよ。
いや逆かな?
紀州街道に沿ってたから、ある意味人の集まる場所になったのかもしれません。

当然ながらコスモタイガーは「紀州街道の風景」としてシャメしたたけで、そのまま通過しましたが。

この時点では大阪在住7ケ月余り。
ランニングと旧街道に関係のない「大阪」を詳しく知らず(笑)何の行列かとびっくりしたことを覚えています。
返信する
あいりん地区の公園 (ウォーク更家)
2024-04-01 10:05:00
昨年、大阪の新世界に行った際に、少し怖かったですが、写真のあいりん地区の公園まで足を伸ばしてみました。

紀州街道が、こんなところを通っているなんて驚きです。
返信する

コメントを投稿

旧紀州街道run/更新中」カテゴリの最新記事