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日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

★コスモタイガーの鉄旅★~叡山電車編

2018-06-27 | 旅行

【6月24日(日)】

単身赴任が始まって、間もなく3か月が経とうとしている。
大阪発着で、旧街道runを着々と進めているけれど、ネタバレになっちゃうから、今は非公開♪
まだ名古屋ネタ、残ってるしね。(熊野古道伊勢路とか…)

そもそも旧街道runは、時刻表オタクが「走ってから電車に乗って帰る」ために考え付いたオマケの企画。(何を今さら…)
たまには街道から離れて、しかもせっかく大阪に住むことになったんだから、こっち方面の鉄道プチ旅行、したいなぁ。

どこへ行こう?
いくら鉄チャンでも、ただ乗るだけじゃなく、一応、それらしき目的地は設定したい。
(まぁ、ホントに乗るだけが趣味の鉄チャンもいるんだけどね)

いつもコメントいただき、ブログでも繋がっている更家さんiinaさんの記事に触発された?のか、何となく深々とした山の中の古刹を訪れたくなった。

とはいえ、奥州はお財布事情的にちと厳しい。
近場で我慢我慢。

大阪の自宅(単身社宅)の最寄駅は北浜駅もしくは淀屋橋駅。
時刻表見て考える。

そーだ!京都行こう。
いや、それだけだと、京都府某所の職場も「京都」なんだけど、そうじゃなくて、ホントに京都へ行こう。
そして京都を代表する山寺といえば「鞍馬寺」。

ここなら京阪電鉄→叡山電車の乗継で、お値打ち運賃で楽しめそう♪

といいつつ、素直に京阪乗ればいいものを、市民ランナーのお努めとして、まずはリュック背負ってのランニング。
淀川の堤防道路などを遠回りしつつ、約90分のトレーニング♪で、京阪守口市駅に到着。
距離にして15kmぐらいかな?

「守口市」なら、特急以外は停車する、京阪の主要駅。
こと鉄道に関しては、まるで長年大阪に住んでるかのように使いこなすコスモタイガーなのだ。

着替えたりちょっと休憩したのち、さっそく京阪乗車。
途中、「樟葉」駅で、特急に乗り換える。

やったぜ、エレガントサルーン8000系♪
いいよね。京阪8000系。

何回乗っても飽きない。
乗車券だけで楽しめる、豪華特急車両。
ゆったりシートと窓のカーテンが高級感を演出。
2階建のダブルデッカー車もあるしね。
鉄道業界にコスパ部門なんてものがあるとしたら、恐らく全国1なんじゃないの?と思ったりする。

終着は出町柳駅。
ここで叡山電車に乗り換えます。

本線と鞍馬線があって、途中の宝ヶ池駅で分岐する。
比叡山なら本線、鞍馬寺なら鞍馬線になりますね。

ここでちょっと迷う。
3か月前にデビューしたばかりの、観光車両「ひえい」(叡山本線八瀬比叡山口行)も気になったりするのさ。

でも時刻表見ると、展望列車「きらら」号(鞍馬線鞍馬行)が何と!数分後にやってくる。

こうなりゃ初志貫徹!
でも飯食ってるヒマねぇ~。

入線しました、きらら号(冒頭写真)。
さあ、迷わず乗り込み、座席もゲット。

テンションMAX状態で、思わず車両前方風景もパチリ。

出発です。
京阪に比べると、ずいぶんのんびりしたスピードです。
家の軒先を走る感覚は、少しばかり、四日市あすなろう鉄道(前近鉄内部線・八王子線)を連想します。(※旧東海道編10参照)

宝ヶ池駅で本線から分岐すると、いよいよ鞍馬線のクライマックスです!
明らかに上ってます。
そして、緑の森に包まれ、癒しの風景になりました。

紅葉のライトアップが有名な区間ですね。

素晴らしいです。
深~い山の中、山岳列車の様相です。
政令指定都市、京都市内とは思えません。

約30分の乗車で、きらら号は、終点鞍馬駅に着きました。
時計は14時を過ぎてます。

駅舎を出て左に進むと、食事処が数軒並び、すぐに鞍馬寺の正門がありました。
正確には「仁王門」というそうですが。

ここでモグモグタイムも考えましたが、結構なお値段です。
観光地ですからね。

それに早く中に入りたい気持ちの方が強いです。

300円払って、仁王門から入山します。

階段を上って右側に見えてくるのが、普明殿。
本来は毘沙門天を拝む建物ですが、実はここがケーブルカーの駅舎(山門駅)でもあります。

正式には、鞍馬山鋼索鉄道。
ケーブルカーも、鉄道事業法では立派な「鉄道」です。
そして、この法律によって運営される鉄道では、全国で唯一の「宗教法人が運営する鉄道」としても有名です。
運転手さんも「作務衣」です。

営業キロ約800m、所要約2分。
そうです、歩いても充分登れる距離ですが、あえてこの「鉄道」に乗りたいのです。

あっけなく多宝塔駅に着きました。

名前の通り、目の前に多宝塔があります。

さぁ、あとは徒歩で鞍馬山を巡ります。
広大な敷地。
もうほとんどハイキングですけど。

洗心亭。
無料休憩所ね。

食事は提供してない、残念!
でもお茶をおいしくいただく。

引き続き階段を上る。
上りきったところにようやく現れたのが、本殿金堂。

ここが鞍馬寺の、いわゆるメインの建物。
ここさえお参りしとけば、「鞍馬寺お参りした」と言えるわけね。

反対側。
生茂る木が邪魔して、あんまり見ごたえある風景じゃないけれど、ここがかなり山深きところであることは充分に感じることができる。

さぁここで引き返して…という性分じゃないんだよね、コスモタイガー。
ふと見ると「→奥ノ院」なんて看板立ってるからさ。
行くしかないじゃん、それは。

奥ノ院参道の入り口です。

「参道」なんていうと簡単そうだけど、さらに山奥に入っていく感じ。
もはや鞍馬山ハイキングコース、と言った方が近いです。

鞍馬山と聞いて、コスモタイガーは「源義経」を真っ先に連想します。
彼がまだ牛若丸を名乗っていた幼少時、ここで厳しい修行を積んだ場所として有名だよね。

その後「遮那王」となり、修行を終えたのち、元服して義経となった。
元服場所は、尾張国内海説と、近江国鏡宿の2説あるんだけどね。(※旧中山道編3参照

噴き出す汗をぬぐいながら、さらに峠を上ります。
もう本格的なハイキングコースにしか見えません。

霊宝殿。
鞍馬山自然博物館になってます。

国宝の仏像などが展示されてるそうですが、先は長そうなので、今回はパスします。

まだまだ登ります。
屏風坂の地蔵堂なんてものもあったりしますが、ここも申し訳ないけど立ち止まらずスルーします。

さらに登ってみると…「背比べ石」。
牛若丸少年がこの石と背比べした、という伝承が残ります。

この辺りが鞍馬寺としてもっとも高い場所になるのでしょうか。
あとは下り基調となるようです。

100mほど寄り道になりますが、「木の根道」が分岐し、名前の通り木の根っこがむき出しのちょっと変わった道を進めば、大杉権現社。
ちょっとした広いスペースに木製のベンチがいくつか置かれ、外国人の方数名が気持ちよさそうに横たわっています。

さて、背比べ石まで戻り、今度は下っていきましょう。

黙々と下って数分。
立派なお堂が見えてきました。

不動堂。
名前の通り、不動明王が奉られています。

その背後にある可愛らしい祠。
義経堂です。
名前の通り、義経を奉っています。

「義経」は大人になってからの名前。
ここで修行してた頃は「牛若丸」→「遮那王」です。
よってこれは、奥州平泉で非業の死を遂げたのち、御霊がここに戻ってきた、ということになっています。

もっとも本当に義経は奥州でなくなったのか、という話もありますが(義経北行伝説)、話が長くなるのでここではスルーします。(※詳細は、旧東海道編40参照

そして、鞍馬寺の中でも、この義経堂一帯の谷が、厳しい修行を積んだとされ、「僧正ヶ谷」と呼ばれているそうです。
その由緒書きがありました。

なるほど、鞍馬天狗とは、義経の修行相手の天狗のことを言ってたんだね。
自分たちの父の代では、そんな名前の名映画があったそうですが、単なる空想物ではなく、モデルらしき人物はいたってことね。

さらに足を進めると、ようやく奥ノ院(魔王殿)にたどり着きました。

さて、ここまで来たら、戻るよりもこのまま進み、西門に出て、叡山電車の1駅手前の「貴船口」駅に出るのが自然です。
というわけで、ひたすら山道を下ります。
周囲は、本当に何もない山中です。

西門を出ると、久しぶりのアスファルトの道に合流。
車がやっとすれ違える程度の細い道ですが、路線バスも通る、貴船地区の主要道路です!
一応府道361号線ということになってるようです。

このまま左折して降りていけば、「貴船」のバス停もあり、その先には「貴船口」駅です。

が!
「→貴船神社」の看板があります。

そうです、右折して登って行けば、貴船神社です。
叡山電車の紹介番組等で名前ぐらいは聞いたことありますが、残念ながら全くリサーチしてません。
そしてそんなに時間もありません。

でも…。
せっかくここまで来たんですから、この際ついでです。
サクッと貴船神社、お詣りしていきましょう。

それはそうと、ここまで車で来る観光客も結構いるんですね、なかなかの交通量です。
気を付けて歩きましょう。

すぐに到着しました。
正門の鳥居です。

本宮です。
サクッとお詣りしましょう。

由緒書きによれば、水の神様のようです。
そしてこちらも奥の宮があるようです。

ちょっと変わったおみくじがありました。

水につけると文字があぶりだされます。
ほかの皆さん、すぐ横にある湧水(清め水)でおみくじを濡らしています。

じゃ、コスモタイガーもサクッとやってみます♪

結果は…。
秘密です(笑)
こういうのは秘めてるからご利益あるんです。

奥の宮、案内板見てしまった以上、気になります。
そういう性分なのです。
ここから500mほど、とのこと。
サクッと行きましょ、サクッとね。

さすが水の神様。
道中、本当にきれいな水が流れてます。

いったん府道に出てそのまま歩きます。
あの有名な川床料理の名店が並んでます。
おなかは減ってますが、お値段は…手が届きません(泣)。
こんなゴージャスなもの食ったら、1ヶ月ぐらい、晩飯抜かないといけません。

府道の左手に見えてきたのが、相生の杉。
見事なスギの木です。

奥の宮への入り口、神門に着きました。
参道を進みます。

はい、奥の宮。
サクッとお詣りしましょう。

さぁボチボチ帰るとしましょうか。
まずは本宮まで戻ります。
左手は、相変わらず川床料理が並びます。

時折見せる川のせせらぎ。

本宮前に戻りました。
貴船口駅までは約2km。

さらに少し下ったところに「貴船」のバス停。
ここから駅までの路線バスもありますが(所要約5分、160円)、バス停はかなりの行列です。
下るだけの2km、歩きましょう。

若干車多めですが、景色は本当にのどかです。
歩いたおかげで、こんなオマケも見られました。

貴船口駅に到着です。

runで約15km、ウォーキング(ハイキング?)で6~7kmでしょうか?
案外疲れました。

さぁ、あとは電車乗り継いで大阪に戻ります。

残念ながら、今度はきらら号じゃなく、ロングシートの普通車両でした。
でも座れて良かった。
さすがにうとうとしてしまいました。

出町柳駅到着。
腹減った~~!

そうです、結局昼食べそびれました。
気が抜けたのか、猛烈に空腹です。

17時過ぎという中途半端な時間ですが、駅構内のロッテリアに入ってしまいました。

さぁ、あとは京阪です。
またまたエレガントサルーン8000系でした!

始発です。
2階建て車両(ダブルデッカー)の2階座席をゲット!!
優雅な1時間弱の鉄旅を楽しみ、北浜駅に戻りました♪

明日から仕事です。
スーパーで買い物してから帰宅するとしましょう。

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4 コメント

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鞍馬 (もののはじめのiina)
2018-06-28 09:01:35
出町柳駅には、下鴨神社に行くときに下りましたが、鞍馬には行っていません。神護寺と高山寺までなら車で観光しました。
山深い鞍馬は、なにごとかありそうな雰囲気があります。^^
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5c30adad47875771b0dff20683712b82


「息子の伊達政宗を毒殺しようとした」のは、現代では捏造とされているらしいです。

長男の政宗を溺愛するも、乳母に預けられ自ら育てられないことを悔しがる。そのため次男は手元で育てた。
疱瘡で醜くなった政宗を憎んだといっても、毒殺事件から逆算した以外、根拠不明だそうです。

朝鮮出兵時に、双方で書状と贈り物を届けたとあります。政宗は母に朝鮮で探し回った珍しい貴重な生地を送りました。
https://bushoojapan.com/scandal/2016/05/28/76725

実際は、どうだったのでしょう( ^ω^)・・・❔

返信する
毒殺事件 (コスモタイガー)
2018-06-28 14:43:22
>>息子の伊達政宗を毒殺しようとした

確かに捏造かなと私も思います。
受験対策としてしか考えてない人にはどうでもいい話なんでしょうけど、歴史は想像しながら勉強しないといけませんね。

出町柳駅。
京阪と叡電の乗換駅なのに、意外とシンプルで、飲食店も少なかった。
駅そのものは特段書くこともありません。

鞍馬といっても、鞍馬寺はその一部。
鞍馬山はもっとその奥に人を寄せ付けないほどにひろがっています。
貴船神社も同じです。
京都は奥が深そうです。
返信する
鞍馬の史跡 (ウォーク更家)
2018-07-01 07:52:00
大阪に住んでいたときに、近郊の色々な名所旧跡へは出掛けましたが、鞍馬へは行ったことがありませんでした。

コスモタイガーさんの写真を見ているうちに、じっくりと時間をかけて、鞍馬の史跡めぐりをしてみたくなりました。
返信する
更家様 (コスモタイガー)
2018-07-03 09:38:56
鞍馬寺は山深きわりには京都市内。
叡山電車をはじめとする交通機関は比較的整備されているようです。
カップルで歩かれている若い方もいましたよ。
歴史好きなら丸一日楽しめること、間違いありません。
ぜひ訪問してみてください。
返信する

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