アパレル縫製工場における工程分析を考える ワンパターンの工場・・・たとえば、ワイシャツ工場などでは、縫製の工程を細かく分けて、1枚の所要時間を秒単位で割り出しています。 仮に裾の三ツ巻を1日 800枚こなさなければならないときには、8時間割る800枚 (8×60×60)÷800=36 1枚 36秒・・・ ミシンの稼動していない時間も含めて・・・ な、感じで細かく計算するわけですが・・・ これらをまとめて 1枚あたりの総合時間を計算していくわけです。 婦人服の分野に関しては・・・ 1日の生産高、月の目標生産高がありますので、服作りの一着一着に対して工程分析をすると、おのずと加工賃の目安になるわけです。 ところが、ファッション感覚の高い婦人服は、アイテム、デザイン、ディテール(飾り?)の変動が激しくて、少ロット(1つのアイテムに対する生産数が少ない)のため、工程分析している時間も余裕もありません。 加えて、最近はかなり扱いにくい生地(シフォンとか)が多く、同生地ギャザーフリルなどの手が込んだデザインが多い。 少ロットの共布ギャザーフリルは、自動化されていませんよね 三ツ巻ラッパ・押さえが使えない素材が多い 分析している時間に、流れ終わってしまいます。 経済(下がる)とデザイン(上がる)が反比例している。 工程分析などするアパレルメーカーは、ないとは思いますが、一度ご依頼の服の工程を分析してみてはいかがでしょうか ・ 注※ ミシン稼働率・・・実働時間に対してミシンが動いている時間。移動、糸換え、アタッチ換え、ほどき、数量チェックなどの時間を含めない。 補足・・・少ロット、多品番の場合、生産ラインは 反で流すのと 1枚流しは どちらが有利か |
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