With the I Ching

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坂本龍馬

2010-02-21 14:21:38 | 占い全般のコラム

◎坂本龍馬

今回は、大河ドラマ「龍馬伝」などで注目を浴びている『坂本龍馬』を占術的見地から見てみようかと思います。

一応、占術を学んでいる身としては生年月日だけよりも出生時刻が分かったほうがリアル感が出ると思いネットを調べてみるも、特に見当たらず。よく占星術でやるような6時とか12時で作成されているホロスコープはありましたが、見た印象ではたぶんその時間じゃないと思います。そんなわけで自分で出生時間を推時することにしました。

以下に、現時点での推定時刻を記しておきます。あくまで参考として。
なお、推時に当たっては占星術主体で進めたので、東洋系占術は後付です。

名前:坂本龍馬(龍馬は通り名。本名は直陰(なおかげ)、後に直柔(なおなり))

出生地:高知県高知市(33N33,133E31)※かつては土佐国土佐郡

生年月日:天保6年(旧暦1835年)11月15日 → 西暦1836年1月3日(日)

C.I.による推定出生時刻:09:24 a.m.

真太陽時:09:14 a.m.(経度差 約-6分、均時差 約-4分)

四柱干支:乙未年戊子月庚子日辛巳時(時刻は仮想)

時間起卦:沢地萃九四

エニアグラム予測:Type6?

ライフパス:22→4

ナクシャトラ:ふたご座8度52分 → アールドラー(参宿:オリオン座)
(浄化の宿ということで・・・「日本を今一度せんたくいたし申し候」<龍馬>)
※鬼宿としているサイトが多かった。旧暦の早見表ではそうなるからかな。

追記:
幾つかの伝記によると、どうやら出生は朝方が濃厚のようです。それを踏まえると、アールドラーになるのはアヤナムシャ(ラヒリ式)を考慮して大体5時10~15分頃から。なので、卯刻・辰刻も可能性がありますね。再検討すべきかも。


太陽と月の合成ベクトル:ふたご座の21度辺り

命日:誕生日と同じ旧暦11月15日。西暦換算すると、1867年12月10日。


前回の孔子や前々回の高島嘉右衛門さんのように易に関する人でもないですし、ザッと調べただけで終わっていますので、今回は特に長々と書く気はありません。資料提供をするに留めて、興味のある人に読んでいただければいいかなと思います。

では、まずはホロスコープから。



プラシーダス方式だと1-7ハウスはインターセプトのサインになっていますが、コッホなどの別の方式だと変わってきます。ただし、細かな時間に関しては検討の余地があると思いますので、いま突っ込んで述べても仕方ないでしょう。
(細かいことを言えば、使っている占星術ソフトの計算精度や推時手法に付随する誤差にも影響されます。度数1度分=±4分くらいのズレを調整するのは至難。9:24としましたが、+4分して28分くらいかとも思う。)

一応、この近辺の時間だと、その時代にとっての奇抜なスタイルを作る天王星が1ハウスの支配星として1ハウスにいます。もしこれが真正に近い時間だとすれば、同時代の人間からは相当な変わり者に思われたり、次々と変化していく龍馬の志向に付いていけなかった可能性がありますが、どうなんでしょうね(笑)

この要素を定めるために時刻を合わせたわけではありませんが、仮に1ハウスの天王星だとしたら、かなり突飛でユニークな人物だったということになりそうです。


占星術的読解の参考に:
Shalom's Ring***** 坂本龍馬さんをリーディング。


続いて、“四柱推命 白帯”の算出結果。



偶然にも庚子日は孔子と一緒(・・・だからどうってわけじゃないですけど)。

※画像には蔵干も力量に含めてます。
天干のみの結果を知りたければソフトをDLして各自で出してみてください^^;
双方で、調和性と偏向性の度合いが真逆になるくらい異なります。考察対象として有意義かもしれません。

あと、逆旋で大運の通変&十二運の流れが反転しています。年運表の中の大運も同じ。
(10年を前半後半で5年区切りにし、かつ干支の流れを入れ替えている。これ、一般的には反転させないで読むことが多いようなので、過去Ver.にあった選択項目を戻そうかと検討中です^^;)


参考にさせて頂いたサイト様の年表から、勝海舟の名前が出てこなくなった頃(29歳前後)から、調候バランス(相関係数)が様変わりしています。+から-への急激な変化。これは蔵干の力量を抜きにしても似たような感じになっています。
坂本龍馬の人生にとっての大きな転換点になった時期だったのでしょうか。

・年運表



次いで、紫微斗数と六壬神課。



<紫微斗数>

命無正曜格(命宮に主星が入っていない状態)。

一方で、専門書(『飛星紫微斗数闡数』鮑黎明=著、東洋書院=刊)によると、「明珠出海格」という貴命になるみたいです。これが成格するか破格するかは諸星の配合具合によるけれど、成格する場合は次のようになるそうです。

「この格の人は、あらゆることに興味関心を抱き、誠実にして明朗、またその学識才能は抜群であり、社会で名声を博し、素晴らしい発展を遂げる。」(「同書 P.438」)

<六壬神課>

普通に生時の六壬盤(上側の画像)を見ると、まず支関係に特徴があります。
四課ならびに三伝全般に亘って水局(会)を形成していますが、一課の辰に対して、四課および末伝も辰であり、自刑の格好になっています。
死期が誕生日と同じ旧暦11月15日だったということと関係があるのかないのか・・・

また、末伝の辰は空亡であり、疾厄宮にある父母の玄武。“暗殺”という虚を突かれた現象を説明できなくもなさそう?
初伝から中伝への変遷を見ると、相当に自身を叩いて鍛え直した感じがします。あるいは、周りの人達から揶揄されたりして奮起した結果か。ともかく、色々な意味での弱さを後天的に克服しようとしたのではないかと思われます。

「命占」の方に関しては、ちょっとコツが要るので、ここでは解説しません。各自で研究してみて下さい^^


さて。ひとまず、こんな感じです。
数秘術のも出したかったけど、本名がはっきりしないので止めました。

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後記:★推時に当たって参考にさせて頂いたサイト様

※参考文献はなし。龍馬に関する本を持っていない・・・。ネット様様^^

網羅されている全てを読むだけの時間も気力もなかったので、主に推時は年表に頼りました。
(「いつ何が起きたか、本人はどうしたか」という要素から判断)

高知県立坂本龍馬記念館

Wikipedia 坂本龍馬

龍馬の遺伝子

坂本龍馬

土佐の人物伝 ~坂本龍馬~



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