しばらく英語のコラムを書いてきませんでした。
久々なのでシンプルな内容でUPしようと思って、手持ちの英語関連の本を漁っていると、
「えんぴつで「英語」ことわざ 大人の知的なセミナー ENGLISH PROVERBS」
という本が目に留まりました。内容は、日本のことわざと英語のことわざの対照です。
薄い本ですが、一つの日本のことわざに対して、共通する意味の英文のことわざが幾つも載せられていて、「へえ、こういう表現の仕方をするんだー」と結構楽しめます。
これまで文量の多い記事ばかり書いてきたので、これからしばらくはこの本から一文を引用させていただき、それに関連する内容の記事を書く、という感じで気楽に進めたいと思っています。
――というわけで、第一回目。
今日取り上げることわざは、「艱難汝を玉にす」です。
「Adversity makes men wise.(逆境は人を賢明にする)」
艱難とは、困難や苦難、辛苦という意味の言葉で、これによって鍛えられるという意味です。
困苦を克服していく過程が、人を強く逞しくさせる。
・・・まあ、そんな風に書いたり話したりするだけなら誰でもできますが、実際にはそんなに簡単なことじゃないから、こういう鼓舞するようなことわざが生まれたんだろうと思います。自分に甘い人にとっては耳の痛い言葉ですね(僕自身がまさにそうですが)。
ただ、今の日本の逆境的状況を思うと、「ここで賢くならなくていつなるんだ?」と思うし、せっかく皆の意識がよりよい社会の実現に向かっているのだから、ここでへこたれるわけにはいきません。
願わくば、日本人が全体として賢くなって、世界の人達の良い手本になれたら最高だと思います。
ちなみに、このことわざに似た表現としては、「玉磨かざれば光なし」という言葉があります。
どれだけその人が期待できる器の持ち主(貴重な原石のような人)でも、その人が努力を怠れば、その玉や石が輝きを放つことはない、という意味です。
この言葉を年配の方から言われたことのある人、いませんか?
もしあなたがそうならば、もう一度、この言葉の意味を踏まえて、自分自身を見つめ直してみましょう。きっと、輝きを取り戻すことができるはずです。
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