だいぶ日数が掛かりましたが、なんとかエラー修正を終えられたと思います。
なにぶんファイル数が多かったのと、途中で風邪も引いてしまったこともあって、さすがに大変でした。
すでにCIの保管庫のフリーソフト置き場にはUPしてありますが、Excelのバージョンによって二種類あるので少し説明しておきます。
一つは、Excel2003以前のファイルをExcel2007以降で開く時に使われる「互換モード」仕様のものです。
こちらはExcel2003だけでなく、2007と2010でも使えます(2010での動作確認は試用版によっていますが、製品版でも問題ないはず)。ただし、グラフの一部で2003と2007以降では配列や色などが異なっているのが気になるかもしれません。
もう一つは、Excel2007と2010用のファイルです。拡張子が2003以前とは異なるので、こちらのファイルをそのまま2003以前で使うことはできず、コンバータをMSのサイトからダウンロード&インストールしなくちゃなりません。(なので、2003の人は素直にもう一方のファイルを使ってください。)
補足ですが、マクロ機能は有効にしなければ意味がないので、2007以降の人は「コンテンツの有効化」をクリックして使ってください。2003の人も同様に、マクロのセキュリティを中に設定して起動する度に「マクロを有効にする」を選ぶか、同梱してある.vbsファイルから起動してください。
なお、今回はエラー修正だけでなく、五行力量計算に関する項目の追加と喜忌判定の微調整も行っています。
前者は、これまでの「五行力量計算を新方式にする」というチェックボックスを「根の力量を細分化」という名前に変更し(細分化といっても、季節の孟支・仲支・季支、または生旺墓の理屈で分類しただけなので、実際には、より細かな調整が必要かもしれませんが)、加えて、これまでデフォルトにしていた「根がある五行(の力量)を強調」を選択項目としました。
これにチェックを入れると、通根・透出する干がある場合、その五行を倍加(×2)とみなしてブーストします。もっとも、掛け値を2とする根拠はなく、ただの強調表示です。
前バージョンでは、この後、他の要素も加えた全体の値を同じ2で割って更に調整を図っていましたが、今回からやめました。(ちなみに、貴人神殺があるバージョンでは変更せずに、あえて旧方式の計算法のままにしてあります。手直しが面倒だったというわけではないです)
この結果は旺相死囚休や通根・透出の状態によって個々で異なってきますが、旧方式での値と数%~10数%くらいの違いが出てくると思います。
どういった計算法が良いのかは、流派によって見方が変わるので一概には言えませんが、色々と設定を変えながら試してみると、自分が習っている先生や流派に近い値が出てくるんじゃないかと思います。
ところで、最終的にZip圧縮してUPするんですが、2007&2010用のファイルは、圧縮してもサイズが変わらないので???と思っていました。後になって、これを逆に解凍ソフトで閲覧してみると開けてしまうことが分かり、元々からして“圧縮して保存するタイプのファイル”なんだと知りました。起動に時間が掛かるのも解凍しているからなのかなー。
あと、新しいファイル形式で保存するとセキュリティが高まるのか、OpenOfficeのCalcで開いた時に、マクロのパスワードをスルーしてしまう現象がなくなってますね。97-2003のファイル形式(.xls)だと無条件に開けてしまうので、さすがにそれはないよなーって思ってたけど、どうやら対策を打ってたみたい。
<追記>
今回の修正作業でだいぶバテてしまいましたが、それでもOffice2010の試用版の期限が3月18日で切れるので、それまでにやっておきたいことが一つあります。
それは栄枯盛衰グラフを動的判定に対応させることです。
一応、現時点でも喜忌判定そのものは、命式で固定的に捉える静的判定と、各時期での変化を考慮する動的判定の両方を選択できる形になっているんですが、栄枯盛衰グラフに関しては、まだ静的判定しか反映できてません。
だから、これを試用版が使える内に動的判定も反映させられるように改善することが当面の課題です。そこまでできたら、ようやく試作版の域を抜けることを考える段階に入れるんじゃないかと思っています。
これに関しては簡易版を作ることも考えていましたが、選択項目の取捨選択とデータの整理は正式版(Ver.1.0~)にするためには必須だと思うので、結局は同じ事かなと。
とにかく、今は疲労感が強いので、少し休みたいです。
で、回復したら、再び「動的判定」対応版へ挑戦したいと思います。
あ、でも、もしエラーが出るようならば、ぜひ報告してください。対処します。
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