With the I Ching

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現実とかけ離れた相性判断では意味がない

2010-12-08 21:36:48 | 四柱推命

結婚に不可欠なのは? - gooランキング


相性そのものとは意味が違うかもしれませんが、人間として社会性のある生活を送る必要上、上記ランキングにあるようなものが求められていることは分かります。なお、このランキングでは「愛のほかに、もう一つ条件があるとしたら?」という内容です。

特に自分と相手の経済状態、つまり収入とか貯蓄、運用能力などが気にかかってしまって、結婚に踏み切れない人が多いことは、現実に周りを見てもうなずけるものがあります。

性格的に合うとか、意気投合できるとか、一緒にいると安らぐといった、精神的および感情的な相性の良さだけでは、やはり長く結婚生活を送っていくことは難しく、さりとて体の相性が良いだけでも殺伐としたものになってしまう。現代社会では「お金」がことさら重要であることは疑いの余地はありませんが、改めてランキングの結果を見ると、なんだか、ふうっとため息が出てしまいそうです。

運命的に出会いの時期であっても、その時に相手の経済状態が悪ければ、関係を深めることができずに自然消滅してしまうことも少なくないと思います。実際、今作っている白帯の相性版でのグラフをみると、急激に縁が生じて二人が接近するも、グラフの降下と共に関係が希薄化している例もありました。また、自分自身の経験を振り返ってみても、まさにそうでした。

次の二つの画像は、僕が2002年に縁ができて1年ほど付き合っていた女性との縁を表したグラフです。上は白帯の通常版にもある栄枯盛衰グラフで、下は相性版に入れる予定の「二人の関係度グラフ」です。どちらも両名の命式と行運による運気を合成(コンポジット)して出したものです。





栄枯盛衰グラフの明暗の大波(青い線)は2004年頃を境に下降に入っています。これは関係の明暗を示す棒グラフの総体的な流れを示しています。

この場合、社会的・現実的に表立った付き合いがなくなることを意味しているのだと思います。何らかの理由により関係が維持できなくなり(この場合は遠距離だったことに加え、仕事の都合やら経済的事情やらで物理的に会えなくなって自然消滅した)、それ以降、寄りが戻ることのない状態に入っています。

下の相関度のグラフは、各自の自洩財官印の五要素を配合して出しています。
これは、この間の記事(相性版の進捗報告4)に書いた「似たもの同士度」を示すものの試案です。

プラス側にあるほど五要素への五行の割合が両者で似ていることを表しています。これが似ていることで何らかの引き付けあう力が働くみたいです。シンクロニシティ(共時性)現象のような共鳴・共振・共感・以心伝心的なことが起きやすい状態になる可能性が高くなるのではないかと思っています。

この「シンクロ・グラフ」を見ても2004年以降にガクッと逆位相になっており、関係が途絶しやすい状況になることが見て取れます。互いに親近感を感じなくなるのか、共感するものが少なくなるのか、ともかく一緒にいられなくなる傾向がある感じです。

ただ、これらのグラフからは別れる理由までは知ることはできず、ただ関係(縁、関心、引き付けあう力)が失われていくことが分かるだけのようです。おそらく意味については通変や五行や干支の関係などから推測する必要があるのでしょう。

この方とは、精神的な意味での相性は良かったのですが、僕自身の態度がはっきりしなかったことに加え(仕事が安定しておらず、経済的な不安を与えていた)、なかなか互いの都合が折り合わずに関係が長続きしませんでした。

相関係数や共分散のグラフを見ると、2006年以降はまたプラスに戻っていますが、その前の2年間で関係は実質的には終わっており、復縁を意味するものにはなっていません。栄枯盛衰グラフと考え合わせると、たぶん一度終わってしまったら二度と戻らないか、あるいは2016年以降に何かの拍子にまた出会うことがあるかもしれない、という感じでしょうか。

ちなみに、このシンクロ・グラフには蔵干の力量も込めています。
前にも書きましたが、相性、特に結婚生活に関しては蔵干は大きなウェイトがあり、省いて読むことはできません。参考として選択項目には蔵干を含めない方式も入れてありますが、おそらく含めるほうが実際性が高まると思います。上の事例での蔵干を含めないグラフを以下に示します。


蔵干を含めているものと比べると、2004~2005年の逆位相が現れず、ハッキリしません。仕事絡みの上辺的な関係ならばいいのかもしれませんが、日々の生活に関わる男女関係では蔵干は不可欠なのだと思います。

それと、栄枯盛衰グラフにも、両者の年運のみの比較(二つのパラメータ)と、互いの大運と年運を絡めた比較(四つのパラメータ)のものを出せるようにしてありますが、この記事で使ったのは後者です。前者は、先天的というか基本的な相性関係を示しているようで、周期的であることも踏まえ、運気的なものを論じることにはちょっと無理があるように思えます。

さて、今回は自分の例をもとにウダウダ書きましたが、あくまでまだ試験段階であって、多くの人に適用できるものかどうかは確信がありません。今後、より多くのケースを調べていく中で、より精度の高いものにしていければと願っています。



2 コメント

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こんにちは。 (kotokoto)
2010-12-09 06:11:38
CIさん、お久しぶりです。
甥っ子さん、早くよくなるといいですね。
動作確認、お役に立ちたかったのですが、
私のパソコンはエクセルは入って無く、
父のパソコンで出力させてもらって、
プリントアウトしたものを持っています。
やはり家族といえども、パソコンはなかなか
気軽に使わせてとは言えないものですね。
父のエクセルは何年のだったかなぁ。
私のパソコンも、かなり古いので、
今度購入したときはエクセル入りのものを買いたいと思いました。

以前書かれた
>できているものを壊さないように配慮しながら
新しく作ることの面倒さ
というのよくわかります。
どうぞ無理なくCIさんペースで。

相性について個人的に思っていること、
似ているなと思いました。
>それはそもそも相性云々の問題ではなく、
人間としての人格や徳性の問題だからです。
これを無視して隅々まで運命をのぞいて見たところで何の意味も持ちません。

これだけ人がいるなかで、一生のうち会う方はごくわずかというのを考えると、相性というものもまた、深いものがあるのかもしれないのかな、などととりとめないことを考えたりしていました。
引用が多くなってすみませんでした。
本格的に寒くなりましたのでお体に気をつけてください。
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磁力のように (CI)
2010-12-10 19:48:17
人との縁って、本当に不思議なものですよね。

「類は友を呼ぶ」の法則で繋がっているような人もいれば、一期一会的に特定の時期でしか関係を持たない人もいたりで。

「袖触れ合うも他生の縁」とは言いますが、どこでどのようにリンクしているかは、なかなか推し量れるものではないですね。

そう思うと、日常的に接している人たちって相当に縁が深いのかなとも思います。家族とか長年の友達とか。

世界には60億を優に超える人がいるというのに、実際には一生の間で関わる人の数なんて高が知れているわけですよね。

そんな中で、こうしてお互いに意見を交し合えるというのは、本当はもの凄く確率の低いことなのかもしれません。そう思うと、こうした縁を大切にしなくちゃという思いが強くなります。

具体的な相性も大事だとは思いますが、まずは繋がりを振り返って感謝する、という基本的なことを見つめなおす必要がありそうです。

僕の住む愛知県でも格段に寒くなってきました。kotokotoさんも、これを読まれている皆さんも、どうぞご自愛ください。
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