昨年の12月初め、長崎市内で左官さんとして長年働いてこられた方から石綿肺ガンの相談を受けました。早速、入院中の病院を訪ね、お話をうかがいました。相談を受けて、奥さんと職歴などを調べていた最中の12月26日、亡くなられました。本人と家族に解剖を勧めていたので、解剖により胸膜肥厚の写真を撮ることができました。左官の親方で請負だったということであり、「石綿健康被害救済制度」を使い、請求する準備をしています。ご家族の話では「一緒に働いていた左官は、ほとんどが肺の病気で亡くなった」ということです。みなさんの周りにこのような方がたくさんおられると思います。医師から石綿肺ガンと言われた方は、解剖をお勧めします。