佐世保市で創業80年を迎えるおおとり運送を、組合つぶしを目的として廃業・解雇させたこととたたかう、おおとり運送分会闘争は4月17日(木)に第1回口頭弁論が開かれました。
当日は、佐世保地区を中心にたくさん支援に駆けつけてくださり、30席の傍聴席が満杯になりました。
こんな苦しみはもう誰にも経験させない
裁判では、中村分会長と水田副分会長が組合を代表して意見陳述をしました。中村分会長は、椎山賢治会長によりクレーンの売却や代金の吸い上げが行われていたおおとり運送の経営を守るために組合を結成した経緯や、社長不在の中で全従業員が一丸となって売り上げを伸ばしてきた事実、廃業通告後に従業員と家族の生活を守るために無我夢中で奮闘してきたこの1年間について述べました。
そして、「こんな苦しみは誰にも経験させたくありません。その思いで裁判を起こしました。一日も早い解決を」と結びました。
真面目に働く労働者を路頭に迷わせては
日本社会全体が壊れてしまう
水田副分会長は、クレーンオペレータとして働いてきたやりがいと誇り、そうしたやりがいや誇りと共に生活をも破壊した椎山会長と野口社長による廃業・解雇の理不尽さについて述べ、最後に「日本中のインフラはおおとり運送のように真面目に働く労働者の手によって作られ支えられています。そうした労働者を今回のような違法で不当なやり方で路頭に迷わせることを許してしまっては、この日本社会全体が壊れてしまう」と裁判官に公正な判決を訴えました。
健全な労働関係を維持・構築するためにも
梶原弁護士は、今回の裁判の内容を包括的に述べられ、会社解散にも整理解雇法理が適用されること、おおとり運送の廃業・解雇の経過から、解雇は不当労働行為意思に基づくものであり無効であること、会社と椎山会長と野口社長は損害賠償の責任を負うこと、などを指摘しました。
また、おおとり運送の廃業・解雇問題とたたかう今回の裁判は、「健全な労働関係を維持・構築するためにもおよそ座視できない本質を孕む点で重要な意義を有する事件」であることを強調しました。
最後までの奮闘を誓い合った激励集会
裁判終了後の報告・激励集会は、佐世保市労働福祉センターで開催しました。傍聴支援からそのまま参加された方や、仕事終わりに駆けつけた合同支部の組合員など、30人が参加しました。法廷での緊張の意見陳述を終えた2人の組合員が感想を述べ、弁護団から裁判の概要と今後の進め方について説明を受けました。
支援の皆さんから「傍聴席も満席になり、素晴らしい意見陳述に胸がいっぱいになった。道理はこちらにある」「次回以降も満席の傍聴席にしよう」「最後まで頑張ってほしいし、最後まで支援する」「裁判外の行動をもっと強化しよう」など、たくさんの激励の言葉が寄せられました。
最後は、福田さんの団結ガンバローでしめ、最後までの奮闘を誓い合って散会となりました。
◎おおとり運送分会の次回裁判日程
日時:6月16日(月)13時30分~
※門前集会と報告集会に取り組みます。詳細決まったら、改めて連絡します
当日は、佐世保地区を中心にたくさん支援に駆けつけてくださり、30席の傍聴席が満杯になりました。
こんな苦しみはもう誰にも経験させない
裁判では、中村分会長と水田副分会長が組合を代表して意見陳述をしました。中村分会長は、椎山賢治会長によりクレーンの売却や代金の吸い上げが行われていたおおとり運送の経営を守るために組合を結成した経緯や、社長不在の中で全従業員が一丸となって売り上げを伸ばしてきた事実、廃業通告後に従業員と家族の生活を守るために無我夢中で奮闘してきたこの1年間について述べました。
そして、「こんな苦しみは誰にも経験させたくありません。その思いで裁判を起こしました。一日も早い解決を」と結びました。
真面目に働く労働者を路頭に迷わせては
日本社会全体が壊れてしまう
水田副分会長は、クレーンオペレータとして働いてきたやりがいと誇り、そうしたやりがいや誇りと共に生活をも破壊した椎山会長と野口社長による廃業・解雇の理不尽さについて述べ、最後に「日本中のインフラはおおとり運送のように真面目に働く労働者の手によって作られ支えられています。そうした労働者を今回のような違法で不当なやり方で路頭に迷わせることを許してしまっては、この日本社会全体が壊れてしまう」と裁判官に公正な判決を訴えました。
健全な労働関係を維持・構築するためにも
梶原弁護士は、今回の裁判の内容を包括的に述べられ、会社解散にも整理解雇法理が適用されること、おおとり運送の廃業・解雇の経過から、解雇は不当労働行為意思に基づくものであり無効であること、会社と椎山会長と野口社長は損害賠償の責任を負うこと、などを指摘しました。
また、おおとり運送の廃業・解雇問題とたたかう今回の裁判は、「健全な労働関係を維持・構築するためにもおよそ座視できない本質を孕む点で重要な意義を有する事件」であることを強調しました。
最後までの奮闘を誓い合った激励集会
裁判終了後の報告・激励集会は、佐世保市労働福祉センターで開催しました。傍聴支援からそのまま参加された方や、仕事終わりに駆けつけた合同支部の組合員など、30人が参加しました。法廷での緊張の意見陳述を終えた2人の組合員が感想を述べ、弁護団から裁判の概要と今後の進め方について説明を受けました。
支援の皆さんから「傍聴席も満席になり、素晴らしい意見陳述に胸がいっぱいになった。道理はこちらにある」「次回以降も満席の傍聴席にしよう」「最後まで頑張ってほしいし、最後まで支援する」「裁判外の行動をもっと強化しよう」など、たくさんの激励の言葉が寄せられました。
最後は、福田さんの団結ガンバローでしめ、最後までの奮闘を誓い合って散会となりました。
◎おおとり運送分会の次回裁判日程
日時:6月16日(月)13時30分~
※門前集会と報告集会に取り組みます。詳細決まったら、改めて連絡します