建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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やった!光洋商事分会が解雇無効の勝利判決!

2015年06月18日 14時03分18秒 | ハンドルを守れ

光洋商事分会が2013年12月13日に提訴した解雇撤回訴訟は、6月16日に長崎地裁で組合側の主張を認める勝利判決を勝ちとることができました。

判決では、光洋商事・橋口光夫社長による光洋商事長崎営業所の偽装閉鎖及び組合員4人の解雇並びにサカキ運輸への事業譲渡は、法人格の濫用であり、サカキ運輸は光洋商事と法人格が別異であることを主張できないこと、また、組合員のみを組合壊滅の為に排除した、光洋商事からサカキ運輸への事業譲渡は、不当労働行為であり、光洋商事・サカキ運輸間の組合員不承継合意は信義則に反して無効である等として、組合員4人のサカキ運輸に対する従業員としての地位を認め、賃金支払を命じました。更に、光洋商事・橋口社長に対しても慰謝料の支払を命じました。

勝利判決を手に、光洋商事分会は、県本部、支部、九地協や全労連九州ブロックの仲間と共に、会社に対して「判決を受け入れて控訴せず、全面解決に向けて早急に団体交渉を開け」と申し入れを行いました。光洋商事の社長は、「判決の内容はまだ知らない」「弁護士に一任している」との対応でした。要請団は、解雇から1年9か月が経過した組合員の生活回復を行うとともに、法令順守・安全輸送の運送事業者として再生するための一歩として、早期解決を強く要請しました。

夕方には、ともに解雇撤回闘争をたたかうおおとり運送分会の仲間も合流して、総決起集会を開催しました。中央本部の赤羽委員長はじめ、分会結成直後から支援してもらっている九地協や福岡トラック部会の仲間から、たくさんの激励の言葉が寄せられました。おおとり運送分会の分会長も、光洋商事分会の勝利判決を、秋に山場を迎える自らの争議の早期解決の弾みにしたいと、決意を述べました。

光洋商事分会の分会長は、「提訴から1年半。組合がなければ団体交渉も、提訴もできなかったし、勝訴も勝ち取ることはできなかった。本当に感謝しています。解決までまだかかるかもしれないけど、今後のたたかいにおいて勝訴を手にした意味は大きいです」と述べています。


光洋商事分会の解雇撤回闘争、明日判決

2015年06月15日 13時17分06秒 | ハンドルを守れ

組合つぶしを目的とした、偽装譲渡・組合員解雇に対して、地位確認・慰謝料を請求して2013年12月13日に長崎地裁に提訴したサカキ運輸事件が、いよいよ2015年6月16日に判決となりました。

多くの皆さんのご参加をよろしくお願いします。

 

◎判決

日時:6月16日(火)10時~(門前集会は9時40分~)

場所:長崎地裁

◎報告集会

日時:6月16日(火)10時30分頃~(判決後、時間が前後する場合があります)

場所:メルカ築町5階会議室B

◎光洋商事分会&おおとり運送分会・合同決起集会

日時:6月16日(火)18時30分~

場所:長崎県勤労福祉会館3階大会議室


おおとり運送分会の解雇撤回裁判・第7回口頭弁論報告

2015年06月12日 11時53分44秒 | ハンドルを守れ

組合潰しの廃業・解雇とたたかうおおとり運送分会は、争議に突入して丸2年が経過しました。

解雇撤回を求める裁判の第7回口頭弁論が6月1日、長崎地裁佐世保支部で開かれました。

満席の傍聴で会社側を圧倒

この日、裁判所には、先日大会に招待いただいた救援会佐世保支部の皆さんや新婦人の皆さん、更にともにじん肺闘争をたたかっている建交労大牟田支部からも傍聴支援に駆けつけていただきました。傍聴席は急遽椅子を追加しなければならず、法廷で会社側を圧倒しました。

今回、意見陳述を予定していたMさんが入院のため、近藤弁護士が代読しました。Mさんは、33年間おおとり運送で働いてきたベテラン運転手です。家族の生活を守るために一生懸命働き、あっという間の33年間だったと述べました。しかし、椎山会長による一方的な廃業によりその生活が破壊されたこと、60歳という年齢で再就職もうまくいかず未だ生活を建て直すには至っていないこと、など廃業による被害の状況を述べました。2013年5月の廃業から2年が経過しました。1日も早い解決をMさんは求めました。

署名提出第2弾、4000筆!累計で8000筆に

弁論後は、公正で迅速な判決を求める署名の2回目の提出を行いました。3月の期日以降に寄せられた4000筆を提出しました。ずっしりと重い署名を手にして、全国からの支援の広がり、心強い力を改めて感じました。本当にありがとうございます。提出した署名は累計8000筆となりました。まだまだ集めていきますので、今後もご協力お願いします。

10月に証人尋問の予定、6・21は鷹島総行動へ

弁論終了後の報告集会では、弁護団から10月にも証人尋問が行われる見込みであることが報告されました。6月21日に鷹島総行動Ⅳが予定されていますが、今後も法廷内外で会社側を圧倒する運動を展開していこうと、組合員、参加者で決意を固め合いました。


長崎労健懇 第1回例会 過労自死裁判勝利報告

2015年06月11日 17時01分30秒 | 行事案内
長崎労健懇の2015年第1回例会のご案内を致します。
テーマを「過労自死裁判勝利報告」として、長崎大学医学系教職員組合より過労自死に至った職員の経緯と裁判勝利に結びついた運動の成果と教訓が報告されます。

過労死問題は決して他人事ではありません。私たちの職場でも同じように健康を破壊する「長時間・過重労働」を余儀なくされている働き方・働かされ方が大きな問題となっています。

今回の事例からは、「長時間労働を職場で改善できなかった要因とその背景」「心理的な負担となった他の要因」を探り、人間らしく働ける職場づくりのためには何が必要なのかを皆で考えていきます。併せて県内各労組・団体で取り組まれている「パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働対策」を報告してもらい、共に学び成長する例会にしていきます。

日時 6月12日(金)18:30~20:00(予定)

場所 長崎民商会館2階

内容

1.長崎大学病院職員の過労自死労災認定についての報告

報告者  長崎大学医学系教職員組合書記 森田さん

長崎大学病院の事務職員の男性の自殺は過労が原因として、男性の妻が、労災を認めず遺族補償年金を不支給とした国の処分の取り消しを求めて行われた訴訟で、長崎地裁は「自殺は業務に起因する」として、国に処分の取り消す判決としました。提訴前よりこの問題に取り組んでこられた長崎大学医学系教職員組合の経験をお話しいただきます。

 

2.「パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働」対策の報告

各団体の取り組みについて、経験交流します。パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働対策の取り組みについて、報告をお願いします。

裁判闘争を支援する会ながさき結成

2015年06月04日 09時55分58秒 | 活動報告

5月29日、「裁判闘争を支援する会ながさき」が結成しました。

裁判闘争を支援する会は、県内で闘われている労働裁判を 建交労長崎県本部の会議室で開かれた結成総会では、会の目的を「経営者による理不尽な雇用、賃金・労働条件など働く権利破壊の攻撃に対し、不屈にたたかう労働者・労働組合のたたかいを支援する」とした申し合わせ事項を確認し、代表世話人に元県労連議長の川嵜一宏さん、事務局長に建交労長崎県本部書記長の飯田彰吾さんを選出しました。

その後の交流では、判決を6月16日に控えた建交労光洋商事分会の松尾書記長や、西肥バス配置転換無効裁判や県庁臨時職員裁判を支援する労働相談センターの大塚さん、年金引下げ違憲訴訟の準備を進める年金者組合の平尾書記長など、当事者・支援者からたたかいの紹介や運動への支援が呼びかけられました。