建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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大阪・泉南アスベスト国賠2陣訴訟で原告勝訴!

2012年03月28日 16時02分03秒 | 日記
 3月28日大阪地裁第8民事部は、大阪・泉南アスベスト国賠2陣訴訟(原告55人、被害者33人)において、国に総額1億8043万円余の支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。昨年8月25日の1陣訴訟(原告34名、被害者26名)で、大阪高裁が出した原告逆転敗訴の不当な判決を覆す判決です。
大阪高裁の不当判決を同じ管内の地裁が否定!
 原告団、弁護団、支援の会などは「声明」を発表しました。「声明」は、判決の意義について「労働者の健康よりも経済的発展を優先すべきという理由で労働者の健康を蔑にすることは許されないと明言し、深刻な石綿被害を認識していた国の規制権限不行使の責任を認めたところに最大の意義がある」「(今回の)地裁判決が、同じ管内の『産業発展のためには国民の生命健康が犠牲になってもやむを得ない』として責任を免責した昨年の大阪高裁判決を否定したものであり、大阪高裁判決の不当性がいっそう明らかになった」となどとしています。
泉南アスベスト被害者全員の早期救済を!
 泉南地域は、70年以上前から国の調査によって、石綿による深刻な健康被害発生が確認されていました。まさにわが国のアスベスト被害の原点です。「声明」は、国はこの判決を真摯に受け止め、控訴せず「1陣訴訟を含めた泉南アスベスト被害者全員の早期救済に応じることを強く要求するもの」と結んでいます。

日鉄鉱業が不当にも上訴

2012年03月14日 17時23分22秒 | 西日本石炭じん肺訴訟
日鉄鉱業のじん肺加害責任を断罪する3月12日の福岡高裁判決を受け、原告団と弁護団は上京し、日鉄鉱業に「上訴するな」の要請行動に取り組みました。

しかし、日鉄鉱業は不当にも上京団が要請行動に取り組んでいるその日に、最高裁に上訴しました。酸素ボンベを手に苦しむ原告をあざ笑うかのような、異常とも言える行動です。

日鉄鉱業は33回もの敗訴判決を受けていながら、なおも争い続けており、これを異常と言わずして何と言うでしょうか。

これで日鉄鉱業は34回目の敗訴判決に向けて突き進むわけですが、私たちは全てのじん肺・アスベスト訴訟の早期解決に向けて今後とも奮闘します。みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願いします。

日鉄鉱業に33回目の断罪!記録更新中!

2012年03月12日 17時17分42秒 | 西日本石炭じん肺訴訟
 

 3月12日福岡高等裁判所第4民事部(廣田民生裁判長)は、西日本石炭じん肺第3次訴訟判決で被告日鉄鉱業の「控訴をいずれも棄却する」判決を下しました。日鉄鉱業は、長崎北松じん肺訴訟の第1審判決から実に33回目の敗訴となりました。
 原告のTさんは、じん肺が進行し酸素不足で転倒、気管挿管をしている状況です。また、原告のHさんは酸素ボンベを携行しながら裁判を闘っています。日鉄鉱業は、上告することなく解決するべきです。

さようなら原発長崎集会!

2012年03月12日 08時23分04秒 | 活動報告


 東日本大震災から1年を迎えた3月11日、長崎市の中央公園で「さようなら原発長崎集会」が開催され、市民団体や労働組合などから約1000人が集まりました。アフリカのレゲエのミュージック演奏やビオラの演奏なども集会に花を添えました。建交労の仲間も15人が参加しました。今回の最年少参加者は、ショウタロウ君で2歳です。放射能は、小さい子どもほど影響をおよぼします。ショウタロウ君たちの未来のためにもすべての原発を一刻も早く廃炉にしたいですね。参加者のみなさん、寒い中本当にお疲れ様でした。


波佐見町 労災職業病健康相談会

2012年03月09日 17時58分16秒 | 活動報告

3月9日(金)、波佐見町総合文化会館で労災職業病相談会を開催しました。
窯業が盛んな町ですが、相談にこられた3名の方は元炭坑夫、採石業で働いておられた方でした。
「咳と痰が止まらない」「病院で影があると言われた」などの相談が寄せられ、
労災補償の制度を話し、さっそく病院の検査を進めています。

3月16日にも同じ会場で相談会をやります