アスベスト肺がんで死亡した元左官工の遺族請求を、環境再生保全機構に申請していましたが、このほど認められました。この人は、N病院に入院中、偶然にも建交労の組合員と隣どうしになり、申請の準備を始めて間もなく亡くなられました。
左官の親方で、労災申請は無理でしたが「石綿健康被害救済法」による申請を行ないました。認定されたのは、解剖により胸膜プラークなどの証拠を示したためと思われます。本例は、生存中に解剖のことを本人と遺族に話していたため、解剖をすることができました。しかし、いざ解剖となると遺族の中には反対する人が出てきます。今度の場合も反対する遺族もおられましたが、本人の希望があったということで解剖につながりました。今後は、本人の「解剖同意書」をとっておくことが必要だと思われます。組合では、ひな型を検討中です。
担当者 中里研哉
左官の親方で、労災申請は無理でしたが「石綿健康被害救済法」による申請を行ないました。認定されたのは、解剖により胸膜プラークなどの証拠を示したためと思われます。本例は、生存中に解剖のことを本人と遺族に話していたため、解剖をすることができました。しかし、いざ解剖となると遺族の中には反対する人が出てきます。今度の場合も反対する遺族もおられましたが、本人の希望があったということで解剖につながりました。今後は、本人の「解剖同意書」をとっておくことが必要だと思われます。組合では、ひな型を検討中です。
担当者 中里研哉