建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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元左官工の石綿肺がんの遺族請求が認められました!

2012年08月20日 13時42分23秒 | 活動報告
 アスベスト肺がんで死亡した元左官工の遺族請求を、環境再生保全機構に申請していましたが、このほど認められました。この人は、N病院に入院中、偶然にも建交労の組合員と隣どうしになり、申請の準備を始めて間もなく亡くなられました。
 左官の親方で、労災申請は無理でしたが「石綿健康被害救済法」による申請を行ないました。認定されたのは、解剖により胸膜プラークなどの証拠を示したためと思われます。本例は、生存中に解剖のことを本人と遺族に話していたため、解剖をすることができました。しかし、いざ解剖となると遺族の中には反対する人が出てきます。今度の場合も反対する遺族もおられましたが、本人の希望があったということで解剖につながりました。今後は、本人の「解剖同意書」をとっておくことが必要だと思われます。組合では、ひな型を検討中です。
 担当者 中里研哉

西日本石炭じん肺長崎請求団が解決祝賀会開く

2012年08月20日 09時33分24秒 | 西日本石炭じん肺訴訟
 
西日本石炭じん肺長崎請求団(山口等団長)は8月18日、長崎市の稲佐山観光ホテルで「第2次第2グループの解決祝賀会」を開催いたしました。山口団長は「今回は11人が、提訴以来2年9カ月ぶりに解決した。遺族として原告になった母は解決できないまま亡くなった」「日鉄に謝罪させるまでたたかう」と主催者あいさつを行ないました。引き続き、岩城邦治弁護団長が日鉄鉱業の非情な対応に怒りを込めたあいさつを行ないました。岩城団長は「第5次訴訟の原告Yさんは、高齢で重篤なじん肺合併症で苦しんでいる」「早期解決をしない日鉄鉱業は社会的に許されない」と述べました。坂本昭三副団長の乾杯あいさつの後、宴がはじまりました。
 第2部では、田中勉前団長、建交労長崎県本部 飯田彰吾書記長、西日本石炭じん肺大牟田請求団 大脇正臣団長、同 熊本請求団 高田正矢事務局長、じん肺とすべての労災職業病をなくす伊王島の会 佐藤郁夫会長、じん肺・アスベスト根絶三菱長船の会 藤原春光会長、じん肺根絶三井松島の会 吉岡末喜会長、トンネルじん肺根絶長崎原告団 松田哲朗副団長と祝辞が続きました。そして、山本一行弁護団事務局長が弁護団の紹介を行ないました。
 第3部では、のど自慢の人たちによるカラオケが披露され、見事な声に拍手が鳴り響きました。引き続き、クジ引きが行われ、見事5人の人が当選しました。
 平川義夫副団長の閉会あいさつ後、山口等団長の音頭で団結ガンバロウを行ない宴を終了しました。