じん肺は大量の粉じんを吸入することによって、肺の内部に粉じんが付着し、その粉じんが糸状の物で包み込まれ固くなり、肺の機能が破壊されていきます。
じん肺は進行性の病気で現代医学でも治すことはできず不治の病として恐れられており、毎年、療養に専念する必要のある最重症のじん肺患者が1千名近く認定され続けています。
じん肺は、粉じん現場を離れてからも進み、肺結核、肺がん等の色々な合併症を併発させ、そのうえ心臓まで悪くします。
重症になると、酸素吸入の機械を離せなくなり咳や痰の発作に苦しみ、最後は呼吸困難におちいり命を奪われます。
≪自覚症状≫
朝起きると咳や痰が出る、息苦しさ、息切れ、胸痛、不眠、めまい、動悸、脱力感等を自覚するようになります。
風邪をひきやすく中々治らない。同年代の者と一緒に歩けない、階段を上ると息切れがする等を訴えるようになります。
≪じん肺の労災認定基準≫
「じん肺とは、粉じんを吸入することによって肺に生じた繊維増殖性変化を主体とする疾病をいう」(じん肺法第2条)とし、粉じん職場に働く者については、じん肺健康診断に基づいて、健康管理区分を管理1から4までに区分して、健康管理を行うようにしています(法第4条第2項)。
そして、労災保険の適用を受けるのは「じん肺管理区分が管理4または合併症に罹患している者」(法第23条)とし、管理区分が管理2と3の者については次の6つの合併症が「じん肺と密接な関係がある」として労災補償の対象として認められています。
合併症
①肺結核
②結核性胸膜炎
③続発性気管支炎
④続発性気管支拡張症
⑤続発性気胸
⑥原発性肺がん
この中で一番多いのが続発性気管支炎ですが、これは自覚症状が「1年のうち3か月以上毎日咳と痰がある」と認められる者で、痰の検査で感染菌が確認された者は、続発性気管支炎として認定されることになっています。
≪離職してから発病する≫
じん肺は、進行性の病気で離職して発病するのが特徴です。炭鉱を離職して10年以上にもなるのにじん肺と診断されたという人が少なくありません。
粉じん現場で働いた経験のある人は一度じん肺検診を受けましょう。
じん肺は進行性の病気で現代医学でも治すことはできず不治の病として恐れられており、毎年、療養に専念する必要のある最重症のじん肺患者が1千名近く認定され続けています。
じん肺は、粉じん現場を離れてからも進み、肺結核、肺がん等の色々な合併症を併発させ、そのうえ心臓まで悪くします。
重症になると、酸素吸入の機械を離せなくなり咳や痰の発作に苦しみ、最後は呼吸困難におちいり命を奪われます。
≪自覚症状≫
朝起きると咳や痰が出る、息苦しさ、息切れ、胸痛、不眠、めまい、動悸、脱力感等を自覚するようになります。
風邪をひきやすく中々治らない。同年代の者と一緒に歩けない、階段を上ると息切れがする等を訴えるようになります。
≪じん肺の労災認定基準≫
「じん肺とは、粉じんを吸入することによって肺に生じた繊維増殖性変化を主体とする疾病をいう」(じん肺法第2条)とし、粉じん職場に働く者については、じん肺健康診断に基づいて、健康管理区分を管理1から4までに区分して、健康管理を行うようにしています(法第4条第2項)。
そして、労災保険の適用を受けるのは「じん肺管理区分が管理4または合併症に罹患している者」(法第23条)とし、管理区分が管理2と3の者については次の6つの合併症が「じん肺と密接な関係がある」として労災補償の対象として認められています。
合併症
①肺結核
②結核性胸膜炎
③続発性気管支炎
④続発性気管支拡張症
⑤続発性気胸
⑥原発性肺がん
この中で一番多いのが続発性気管支炎ですが、これは自覚症状が「1年のうち3か月以上毎日咳と痰がある」と認められる者で、痰の検査で感染菌が確認された者は、続発性気管支炎として認定されることになっています。
≪離職してから発病する≫
じん肺は、進行性の病気で離職して発病するのが特徴です。炭鉱を離職して10年以上にもなるのにじん肺と診断されたという人が少なくありません。
粉じん現場で働いた経験のある人は一度じん肺検診を受けましょう。