おおとり運送を、組合つぶしを目的として廃業・解雇されたこととたたかう長崎合同支部おおとり運送分会の闘争は、廃業の強行から1年半が経過しました。現在、組合員13人は、自らとその家族の生活を守るため、今後こうした苦しみを誰にも経験させないために、解雇無効・損害賠償請求の裁判に取り組んでいます。
おおとり運送では、2年前から主力のクレーンが椎山賢治会長(松浦市議会議員)の指示で売却され、売却代金は一銭もおおとり運送に残らない、という事が続き、経営を守るために分会を結成しました。
裁判では、地域の労働組合、市民団体のみなさんが満杯にした傍聴席を背に、毎回組合員が法廷に立ち、意見陳述を行っています。早期解決をめざして、毎週の街頭宣伝に加えて、署名にも新たに取り組み始めました。みなさんのご協力をよろしくお願いします。
裁判で意見陳述に立った水田副分会長の言葉です。「日本中のインフラは、おおとり運送のように真面目に働く労働者の手によって作り支えられています。そうした労働者をおおとり運送のように違法で不当なやり方で路頭に迷わせてしまっては日本社会全体が壊れてしまいます。」
最後に、中村分会長からのメッセージです。「紙切れ一枚の廃業通告から1年。従業員と家族の生活を守るために無我夢中の1年でした。私たちと同じような苦しみは、誰にも経験させたくありません。その思いで裁判をしました。必ず勝利します!」