長崎労健懇の2015年第1回例会のご案内を致します。
テーマを「過労自死裁判勝利報告」として、長崎大学医学系教職員組合より過労自死に至った職員の経緯と裁判勝利に結びついた運動の成果と教訓が報告されます。
過労死問題は決して他人事ではありません。私たちの職場でも同じように健康を破壊する「長時間・過重労働」を余儀なくされている働き方・働かされ方が大きな問題となっています。
今回の事例からは、「長時間労働を職場で改善できなかった要因とその背景」「心理的な負担となった他の要因」を探り、人間らしく働ける職場づくりのためには何が必要なのかを皆で考えていきます。併せて県内各労組・団体で取り組まれている「パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働対策」を報告してもらい、共に学び成長する例会にしていきます。
日時 6月12日(金)18:30~20:00(予定)
場所 長崎民商会館2階
内容
1.長崎大学病院職員の過労自死労災認定についての報告
報告者 長崎大学医学系教職員組合書記 森田さん
長崎大学病院の事務職員の男性の自殺は過労が原因として、男性の妻が、労災を認めず遺族補償年金を不支給とした国の処分の取り消しを求めて行われた訴訟で、長崎地裁は「自殺は業務に起因する」として、国に処分の取り消す判決としました。提訴前よりこの問題に取り組んでこられた長崎大学医学系教職員組合の経験をお話しいただきます。
2.「パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働」対策の報告
各団体の取り組みについて、経験交流します。パワハラ・メンタルヘルス・長時間労働対策の取り組みについて、報告をお願いします。