三菱長船じん肺・アスベスト」第3陣訴訟原告団ニュース№2 2016年7月14日
第1回口頭弁論 3氏から早期解決を求める意見陳述
7月11日(月)は、大雨注意報が出る梅雨さなかの天候で、裁判所前の行進も取りやめとなった。しかし、原告団、弁護団、多数の支援者が長崎地裁の法廷を埋め、早期解決にむける意気込みを示した。弁論は約30分で、尾崎 豊原告団長は「じん肺は良くならない。三菱は素直に責任を認め、謝罪と補償を望みます」と述べた。「心臓はパクパクしたが、一生懸命訴えた」(陳述後の感想)。弁護団からは、三菱下関訴訟の板淵 力弁護士が「最高裁でもCT画像は万能ではないと認め、原告側が勝訴した」と強調、全国じん肺弁護団の鈴木 剛弁護士(横山 巌弁護士代読)は、「第1陣は和解解決、第2陣は高裁判決で勝訴確定した。じん肺罹患の有無を争うような引き延ばしをせず、速やかな解決を」と、陳述を結ばれた。
市立図書館多目的ホールで報告集会
報告集会は弁論後の午後3時頃から。原告団長、弁護団長から挨拶と報告をおこなった。このあと第1陣、三菱神戸、キャラバン実行委員会、西日本石炭じん肺、トンネルじん肺などの各位から支援と共闘、激励のあいさつを受けた。質疑では1、被害者である原告側の陳述を制限するのはおかしい。2、裁判長の言うことが聞こえなかった。改善の申し入れを。3、おかしいことには傍聴席からも声をあげていい―など、意見交換が続いた。田中副団長が閉会挨拶でお礼をのべ、龍・事務局長の音頭で「頑張ろう」を三唱した。
提訴者は増える 報告集会の終了後、原告団・弁護団合同会議では、裁判を早期解決するために、原告と同じ現場で働いた人の証言や証拠の活用を検討する、個人尋問の優先順序、症状が進行している人への出張尋問、原告の被害実態をアピ-ルする方法、裁判官にどのように分らせるか皆で考えていく必要、などが話し合われた。また、原告として新たに参加する人の紹介も行なわれた。
本社への要請行動で、三菱重工がとっている対応・態度について回答書を読み上げて示された。
懇親会 夕刻に、原告団長をねぎらう感想会が有志6人で開催されています。原告同士が良く知りあう機会を増やすように「懇親会」の提案が出されています。ご意見をお寄せ下さい。
*11日の裁判についてはテレビ、新聞の各社が報道しました。関連する記録は今後とも大切です。皆さん方が意識して保存するようにして下さい。
<今後の日程>
原告団・弁護団合同会議(建交労本部2階にて)7月25日(月)午前10時
三菱重工(東京都港区港南)本社要請行動 7月29日(金)午後2時
第2回期日・口頭弁論 9月20日(火)11時30分
第3回期日・口頭弁論 11月14日(月)11時 (編集文責・塚原繁次)
10・31判決まで全力を挙げよう
オーナーの椎山賢治会長による、組合つぶしを目的とした廃業・解雇とたたかっている、おおとり運送分会の裁判は、7月11日に11回目の口頭弁論を開き結審しました。
この日も、長崎県労連や救援会、建交労長崎県本部の仲間だけでなく、九地協や九州トラック部会からも傍聴支援に駆けつけていただき、ほぼ満席の中の裁判となりました。
組合員を代表して中村分会長が、弁護団から山本弁護団長が、まとめの意見陳述を行いました。これまでのたたかいを総括する内容で、おおとりのたたかいは勝たなければならないと改めて思いました。
今回で結審となり、裁判長から判決期日が言い渡されました。おおとり運送分会の解雇撤回訴訟もいよいよ10月31日(月)13時30分に判決です。判決まで3カ月と10日、必ず勝利するために、全力を挙げましょう。支部は、裁判所宛の署名と鷹島総行動に取り組みます。
オーナーの椎山賢治会長による、組合つぶしを目的とした廃業・解雇とたたかっている、おおとり運送分会の裁判は、7月11日に11回目の口頭弁論を開き結審しました。
この日も、長崎県労連や救援会、建交労長崎県本部の仲間だけでなく、九地協や九州トラック部会からも傍聴支援に駆けつけていただき、ほぼ満席の中の裁判となりました。
組合員を代表して中村分会長が、弁護団から山本弁護団長が、まとめの意見陳述を行いました。これまでのたたかいを総括する内容で、おおとりのたたかいは勝たなければならないと改めて思いました。
今回で結審となり、裁判長から判決期日が言い渡されました。おおとり運送分会の解雇撤回訴訟もいよいよ10月31日(月)13時30分に判決です。判決まで3カ月と10日、必ず勝利するために、全力を挙げましょう。支部は、裁判所宛の署名と鷹島総行動に取り組みます。