9月26日の控訴審判決を受け、27日からTさんを始め代表10名の長崎請求団員が上京し28日8時30分から日鉄本社前に結集しました。判決翌日の27日にはすでに上告していた日鉄鉱業に対する抗議の大宣伝行動を行いました。
宣伝行動には、トンネルじん肺根絶原告団、首都圏建設アスベスト原告団、じん肺キャラバン関東ブロック行動参加者、東京支援連などからも合流し200人が参加しました。
東京土建の大型宣伝カーからなくせじん肺全国キャラバン事務局長の鈴木剛弁護士、西日本石炭じん肺訴訟弁護団長の岩城邦治弁護士、同事務局長の山本一行弁護士、Tさん、東京支援連の柴田和啓さん、トンネルじん肺根絶闘争本部長の佐藤陵一さん、千代田区労協の水久保文明さん、いの健センターの色部佑さんと続々に日鉄に対する怒りのスピーチを行いました。
日鉄本社がある地域の労働組合として運動を続けてきた水久保さんは「じん肺でなくなった労働者は、日鉄によって殺されたのだ。地元千代田からも日鉄に対する抗議を強めていく」と語気を強めました。
医療関係で働いてきた色部さんは「命と健康を守るのがいの健センターの役割。労働者の命と健康を奪った日鉄は許せない。無駄な裁判費用を使うのなら、賃上げに使うべきだ」と怒りを表明しました。
長崎からの参加者は、日鉄本社前行動が終了後、新宿駅西口で行われた東京のじん肺キャラバン出陣式に参加しました。