山間の企業城下町に300人が集い、騒然とする神岡町!
第29回なくせじん肺全国キャラバン出陣式が9月27日午後2時から岐阜県飛騨市神岡町の神岡公民館ホールで開催され全国から300人が参加しました。
全国じん肺弁護団連絡会議の田中貴文幹事長が主催者あいさつをおこない、長崎から参加した全国トンネルじん肺闘争団の松田哲朗さん、西日本石炭じん肺請求団の山口等さん、三菱長船第3陣の白木剛さんも決意表明をおこないました。集会が終わると、町内をデモ行進しました。人口8,000人の企業城下町は騒然としていました。長崎からは14人が参加しました。
三井金属神岡鉱業所前で要請行動。門を閉じ、応対しない会社に参加者は抗議の宣伝をおこないました!
キャラバン神岡行動の2日目は、岐阜県要請、高山市要請、三井金属神岡鉱業要請がおこなわれました。長崎からの参加者は、三井金属要請行動に参加しました。
三井金属神岡鉱業は要請団に対し、門を閉め要請に応じようとしません。ガードマンを2人門扉前に立たせるだけです。会社で長年働きじん肺に罹患した患者もいる中、不遜な態度に参加者一同怒りが爆発しそうでしたが、大人の対応ですぐに抗議行動に切り替え宣伝カーから優しく諭すような口調で会社と中で働く労働者に呼びかけました。
「会社は、最高裁判所で加害責任を断罪されているにもかかわらず、じん肺を解決しないのは許されません。三井金属鉱業神岡鉱業所は、早期にじん肺問題を解決してください」「企業としてコンプライアンスを遵守してください」「働く労働者のみなさんは会社に安全衛生対策を強めるよう求めてください」と労働組合や医療関係者など全国から支援に駆けつけた皆さんが切々と訴えました。
長崎からも三菱長船じん肺第3陣訴訟の横山巖弁護団長(写真右上)、西日本石炭じん肺長崎請求団の山口等団長、元日鉄長崎北松じん肺訴訟遺族の石丸吉一さんが訴えました。