建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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西日本石炭じん肺長崎請求団が解決祝賀会開く

2012年08月20日 09時33分24秒 | 西日本石炭じん肺訴訟
 
西日本石炭じん肺長崎請求団(山口等団長)は8月18日、長崎市の稲佐山観光ホテルで「第2次第2グループの解決祝賀会」を開催いたしました。山口団長は「今回は11人が、提訴以来2年9カ月ぶりに解決した。遺族として原告になった母は解決できないまま亡くなった」「日鉄に謝罪させるまでたたかう」と主催者あいさつを行ないました。引き続き、岩城邦治弁護団長が日鉄鉱業の非情な対応に怒りを込めたあいさつを行ないました。岩城団長は「第5次訴訟の原告Yさんは、高齢で重篤なじん肺合併症で苦しんでいる」「早期解決をしない日鉄鉱業は社会的に許されない」と述べました。坂本昭三副団長の乾杯あいさつの後、宴がはじまりました。
 第2部では、田中勉前団長、建交労長崎県本部 飯田彰吾書記長、西日本石炭じん肺大牟田請求団 大脇正臣団長、同 熊本請求団 高田正矢事務局長、じん肺とすべての労災職業病をなくす伊王島の会 佐藤郁夫会長、じん肺・アスベスト根絶三菱長船の会 藤原春光会長、じん肺根絶三井松島の会 吉岡末喜会長、トンネルじん肺根絶長崎原告団 松田哲朗副団長と祝辞が続きました。そして、山本一行弁護団事務局長が弁護団の紹介を行ないました。
 第3部では、のど自慢の人たちによるカラオケが披露され、見事な声に拍手が鳴り響きました。引き続き、クジ引きが行われ、見事5人の人が当選しました。
 平川義夫副団長の閉会あいさつ後、山口等団長の音頭で団結ガンバロウを行ない宴を終了しました。

先輩たちが眠る「敬朋」墓前祭

2012年08月17日 14時14分43秒 | 活動報告
 
被爆67周年の8月8日、県本部の墓「敬朋」前での慰霊祭を行い、長崎県本部の組合員20名が参加しました。慰霊祭は、中里研哉県本部委員長の挨拶で始まりました。「墓に眠る10人の先輩は被爆者で、戦後失業対策事業で働いた人たちです」「原爆で身寄りを亡くし引き取り手がいなかったので、前県本部委員長たちが長崎市に働きかけ土地を提供してもらい建立したものです」「敬朋という名前も当時の市長が付けてくれたもので、仲間を敬うという意味がある」と墓ができた経緯について説明を行いました。
次に、元中央執行委員で、現在は大分県でお寺(安養寺)の住職として活躍されている林正道さんと日本宗教者平和協議会森修覚さんのお二人に読経をしていただく中、参加者全員が焼香して、核兵器をなくし平和を守る決意をあらたにしました。
「敬朋」墓前祭も再開されてから10回目を迎え、社会復帰事業団が栽培したホウズキを墓前祭のためにと届けてくれた組合員やこの行事に参加していた組合員の何人かは帰らぬ人となりました。今年は大きなスイカが事業団の組合員から届きました。歳月を感じる慰霊祭となりました。
 建交労長崎県本部書記次長 安永鈴子

2012年原水爆禁止世界大会-広島

2012年08月07日 10時32分11秒 | 活動報告
 原水爆禁止世界大会2012年世界大会‐広島は、8月4日の開会総会、5日には17の分科会、6日には閉会総会が広島県立総合体育館などで行なわれました。
 開会総会には6,500人、閉会総会には7,000人の人々が集いました。海外代表は21カ国から62名が参加しました。開会総会では、松井一實広島市長、日本被団協代表委員の坪井直さんが来賓あいさつを行ないました。

 閉会総会では、国連軍縮問題上級委員のアンジェラ・ケインさんが藩基文(パン・ギムン)国連事務総長からのメッセージを紹介しながら、「皆さんは歴史の正しい側に立っています。その活動が核兵器廃絶の課題で成功を納めるよう願っています」と原水禁運動に強い期待を表明しました。歌手クミコさんの美しい歌声も参加者を魅了しました。
 5日の夕方には建交労の各県代表による「建交労交流会イン広島」が、ゆいぽーと会場で行なわれ、25人が集まりました。交流会では、広島支部の難波一子さん(86歳)が被爆体験を語りました。難波さんは、原爆が落とされた後に入市した体験を語りました。また、広島県女性部長の広木昭代さん(85歳)は、被爆後の復興作業に携わった経験や、現在も、平和公園の清掃作業での仕事が生きがいになっていると元気な声で語りました。さらに、平和公園で核兵器廃絶署名の先頭に立っている佐藤廣枝さんが小学校1年生の時に被爆し、兄を亡くしたり自らも胸にやけどを負った話や被爆後の凄まじい人生の体験を語りました。広島大会には、若い青年の姿が目立ちました。

 建交労長崎県本部執行委員長 中里研哉