おおとり運送分会裁判第4回口頭弁論
霜月と比べて急に冷え込んだ12月1日、長崎地裁佐世保支部でおおとり運送分会の廃業・解雇撤回訴訟第4回口頭弁論が開かれました。総選挙公示日前日という慌ただしい中でしたが、たくさんの皆さんが傍聴支援に駆けつけてくれました。
裁判では、本来であれば今年で勤続30年となるはずだったHさんが、分会を代表して意見陳述しました。
川島さんは、おおとり運送が地域に根付いた仕事を重ね、“おおとり運送”というブランドを作り上げたことを説明しました。そして、「売り上げを上げろ」という檄とは裏腹に、おおとり運送のクレーンを売却するなどし、経営を厳しくしていった椎山賢治氏の手法について疑問を付しました。
“キャプテン・ファースト”で従業員を犠牲にした椎山会長
川島さんは韓国で旅客船の船長が“キャプテン・ラスト”ではなく“キャプテン・ファースト”で適切な避難指示を行わずに多くの乗客の命を犠牲にして有罪判決を受けたことを紹介し、従業員の賃金等は未払いのまま、おおとり運送を廃業させ、自らの資金回収だけを優先させた椎山氏の対応は、この船長と何が違うのか、と問いかけました。
職場と生活、働く者としての尊厳を取り戻す
人生の半分をおおとり運送で過ごした川島さんは、今回の廃業・解雇で椎山氏に奪われたものは、「職場と生活、そして働く者としての尊厳」であり、それらを一日も早く取り戻したいと述べ、緊張の意見陳述を締めました。
今回、会社側が組合側からの求釈明に応える書面を提出していますので、内容を精査し、次回弁論に反論することとなりました。
≪今後の日程≫ 光洋商事分会裁判第8回口頭弁論 12月16日(火)10時~ 光洋商事分会裁判証人尋問 1月13日(火)時間未定 光洋商事分会県労委第5回調査日 1月19日(月)14時~ おおとり運送分会裁判第5回口頭弁論 1月19日16時30分~ 裁判は20分前から裁判所門前集会を開きます。 多数の傍聴をよろしくお願いします。 |
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