私の音楽 & オーディオ遍歴

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MP3で聴く「ライオネル・リッチー」

2011年12月24日 |  My Favorite Artist
 今はロシア製のMP3-CDが通販で入手できます。
 品質管理が甘く、不良品・欠陥品に遭遇することも希ではありませんが。

 さて、1970年代から活躍しているシンガー、ライオネル・リッチー。
 初期はブラック・ミュージック~R&B系ですが、後半は洗練されポップスターとして活躍しています(まだ現役)。
 当初コモドアーズというグループに属して人気を博し「黒いビートルズ」などと呼ばれたこともありました。
 1980年代前半に独立してソロ活動が始まり、バラードを売り物として人気は頂点に達してアルバム(「Can't Slow Down」「Dancing on the Ceiling」)は売れに売れました。
 そうそう、マイケル・ジャクソンとともにUSAフォー・アフリカのチャリティー曲「ウィ・アー・ザ・ワールド」(1985年)の中心人物の一人で、冒頭の歌い出しを担当してました。
 1980年代後半は失速し、挫折を経験して半引退。
 そして「back to front」というアルバムをひっさげてカムバックし、現在は往年の大ヒットはないものの、それなり。

 彼のキャリアを大まかにいうとこんなところでしょうか。
 MP3は圧縮してあるので、彼のキャリアのすべてが1枚のCDにギュッと詰め込まれています。時代を追って変化していくスタイルが分かって興味深い。
 MP3対応のカーステレオで心地よいBGMとしてずっと流しています。

 私は1980年代の人気絶頂期に彼の声(Voice)の洗礼を受けました。
 なんというか、野太くてややハスキーだけど、暖かい声。ナットキングコールの声をやや荒くワイルドにした感じかな。
 
 お気に入りのシングルは・・・
Endless Love duet with Diana Ross」(1981年)
Truly」(1982年)
Hello」(1984年)
Stuck On You」(1984年)
Say You, Say Me」(1984年)

 特に「Stuck On You」が好きです。歌い出しの第一音目の声がビシッと決まり虜になるのです。超一流のドラマーのキレのある音と共通しているモノがあると思います。

 今になって昔の彼のバラードを聴くと「1980年代は平和だったんだな」と感じますね。尖ったところが微塵もなく、人の優しさをデフォルメせずに素直に表現できたよき時代。
 現在の曲調はよりポップにより明るくなりましたが、う~ん、昔の方が魅力的だったなあ。