私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

Accuphase E-460 復活

2013年07月23日 | オーディオ
 修理に出していた E-460 が戻ってきました。
 Accuphase さん、お世話になりました。

 さて、E-460 が入院中にもかすかに焦げたような異臭が部屋に残ることが気になりました。クンクン鼻を鳴らしながら探すと、オーディオ独立電源の壁コンセントあたりが怪しい。
 早速電気屋さんに来ていただき、その具合を確認してもらいました。
 というのも、春に独立電源の工事をしてもらった際、原因不明の停電が何回か観察された経緯があったからです。再現性がないので様子を見ることになりましたが、私の頭の片隅に引っかかっていました。
 で、実際に見てもらうと「問題なし」。
 念のため壁コンセント器具を交換してくれましたが、取り出したモノに焼け焦げた跡などの異常は皆無。

 う~ん、気のせいか・・・。

 その後、戻ってきた E-460 をセッティングして聴いてみると、元の音が復活しました。
 ただ、壁コンセントは交換前はホスピタルグレード(パナソニック電工 WN 1318)だったものが、汎用のモノにレベルダウンしたためか、以前感じたような「目の覚めるようなサウンド」感が乏しくなったような気がします。

 この状態でしばらく聞き込み、パソコンへのCD取り込み作業を再開しました。
 
 長時間聴いていると、また別の聴感・印象が生まれてきました。
 E-460+2S-305 では確かに解像度・音場の広がり感は私的には申し分なし。
 しかしケーブルに気を遣っても(USBケーブルも新調しました)やはり硬い高音部は完全には解消できません。
 1950年以前の昔の録音では耳に刺さる感じで聴くに堪えないし、最近の優秀録音で高音を売りにしているソースでは鼓膜を攻撃されているような気さえしてきます。
 一方の低音の量感は過剰傾向で、総合的には「音のキャラが立ちすぎている」という表現が合いそうです。
 
 何とかならないものか・・・。

 そこでふと思い出したのが、真空管アンプ。
 半分冬眠していたCAVの真空管アンプ(T-88)に繋いで聴いてみると、同じスピーカーかと疑うほど音が柔らかくなりました。低音の量感もバランスよし。
 ただし、解像度が少し犠牲になっているかなあ。
 おとなしめの柔らかさより、艶っぽい柔らかさが欲しいんだけど・・・なかなか思い通りにはいかないモノですね。

 というわけで、現在のラインアップは以下の通り:
・MacPro ー(AUDIOQUEST USB/Diamond)ー Esoteric SA-50 ー ー CAV T-88 ー(Acrolink 7N-S1400III)ー 2S-305


<追記>
 USBケーブルを新調したので、もう一つあるスピーカー「ELECTA AMATOR」に繋いで聴いてみました。
 「!」
 ・・・なんだかいい音がしています。
 音の切れと言うより、音楽の充実感が増した感じ。
 2S-305のように高音が耳に刺さる印象は皆無、低音域の質感・量感も必要にして十分です。
 いつまでも聴いていたい感じ・・・この感覚は貴重です。
 2S-305を何とかうまくならせないものか、と手探りして周辺機器を揃えた結果、皮肉にも ELECTA AMATOR の優秀さを再認識させられる羽目になりました(苦笑)。