私の音楽 & オーディオ遍歴

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「オーディオ専用電源」の導入

2013年02月07日 | オーディオ
 先日訪問していただいたオーディオマニアさんが持ち込んだ「クリーン電源」の威力に脱帽した私。
 そのあと読んだ「リスニングオーディオ攻略本」(西野正和著)という本に記載のあったオーディオ道における「電源」の箇所、

■ オーディオ専用電源を!
 ・・・ノイズを減らすにはブレーカーレベルでの専用電源を用意するのが効果的。電気屋さんに「オーディオ専用電源を設けて欲しい」よりも「専用回路の増設をひとつお願いします」と依頼すればスムースに対応してくれる。
 専用電源にすると力強い音に変化し、2~4dB程度大きな音に感じるようになる。


 に触発され、「クリーン電源購入よりまず専用電源導入を」と出入りの電気屋さんに依頼し本日工事と相成りました。
 天井裏に潜り込んでの配線で、忍者のような仕事。
 私も久しぶりに家の天井裏をのぞき込み、ほのかな木の匂いに建てた頃の懐かしさを感じ、断熱材がたくさん配置されていることに改めて驚いた次第です。
 そしてコンセント部にはこれも上述の本に紹介されたホスピタルグレードの「WN1318」をあらかじめ用意しておき、取り付けてもらいました。

 さて、工事が終わり早速セッティングして音を聞いてみました。
 
 私の素人耳でも明らかに音がよくなったことがわかりました。

 私のシステム「Accuphase E-460」と「Onkyo Scepter 1001」から出る音は、クリーンでタイト。
 そこそこ気に入ってはいますが、聴き込むほどに小さなことが気になりだし始めたところです。
 高音のぎらつき傾向が耳に障り、中音域にもう少しボリュームが欲しいと感じていました。

 専用電源を導入した後の音を聞いて思い浮かんだ言葉は「整音」。
 音が自然に広がり見通しがよくなりました。
 高音のぎらつきがよい具合に抑えられ、中音域が過不足ないボリューム感へ変化したではありませんか。
 音のキャラは立ちつつも聴き疲れしない音で、音量を思わず上げたくなりました。
 「このCDは録音が悪い」と感じていたギター演奏の粗い音も、落ち着いた音に聞こえる不思議。

 つまり、専用電源は「音の歪みを矯正」してくれたのですね。
 スピーカーや録音のキャラクターと思い込んで半ばあきらめていた音が、実は本来の音ではなかったことに気づいた貴重な体験でした。

 すると、あの演奏はどんな風に聞こえるんだろう、ヴォーカルは? シンセサイザーは?
 といつものパターンで、音源を聴きまくったのでした。

 工事代金は15000円程度とのこと。
 クリーン電源購入より安く済み、大満足です。

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