WOWWOWで放映されたフランスでのライブ「ローランド・カーク ライブ・イン・フランス 1972 」を視聴しました。
私にとっては「溢れ出る涙」のジャケットが印象的で、サックスを3本同時に咥えて吹くという曲芸もどきの芸風と決めつけて食わず嫌いになったまま現在に至ってきました。
ライブ映像では、3本のサックスどころか、他にも様々な管楽器を演奏し、時には小さな笛を鼻の穴に入れてまで吹いているのを見てビックリ。
彼は生まれつきの弱視で2歳の時に失明に至っています。
たくさんの音を奏でることに集中して、見てくれは気にしていなかったのでしょう。
ただ、「一人で複数の音を奏でる」ことは「一つの音を追求する」と相反するベクトル。
私はマイルス・デイビスのように自分の音を追求して沈黙さえも音楽にしてしまうプレイの方が好きだなあ。
カークは「循環呼吸」(口から息を吹くのと同時に鼻から息を吸って息継ぎ無しで長時間管楽器を演奏するテクニック)の実践者でもあり、確かに頬を膨らましたり凹ませたりしながら音が途切れることなく演奏していました。
私にとっては「溢れ出る涙」のジャケットが印象的で、サックスを3本同時に咥えて吹くという曲芸もどきの芸風と決めつけて食わず嫌いになったまま現在に至ってきました。
ライブ映像では、3本のサックスどころか、他にも様々な管楽器を演奏し、時には小さな笛を鼻の穴に入れてまで吹いているのを見てビックリ。
彼は生まれつきの弱視で2歳の時に失明に至っています。
たくさんの音を奏でることに集中して、見てくれは気にしていなかったのでしょう。
ただ、「一人で複数の音を奏でる」ことは「一つの音を追求する」と相反するベクトル。
私はマイルス・デイビスのように自分の音を追求して沈黙さえも音楽にしてしまうプレイの方が好きだなあ。
カークは「循環呼吸」(口から息を吹くのと同時に鼻から息を吸って息継ぎ無しで長時間管楽器を演奏するテクニック)の実践者でもあり、確かに頬を膨らましたり凹ませたりしながら音が途切れることなく演奏していました。