CUYC活動報告 帆走日記

千葉大学体育会ヨット部ディンギー班公式ブログ

9/10.11 女子イン 

2022年09月14日 | 活動記録

お久しぶりです。早くも海で寒い寒いと言い始めている1年の小林安奈です。今回は先日出場した女子インを1年生目線で振り返ってみようと思います。


今回クルーは私たち1年生が交代で乗ることになりました。両日ともに風が強く、レースがいつ中止になるかわからないため、2人で話し合って1レースごとに交代で乗りました。じゃんけんで勝った私が1レース目、ゆきみちゃんが2レース目となりました。2人ともレースに出た過ぎて初日もし2レース目がなかったらゆきみちゃんがキレるのでは?となぜか3年生の先輩方が必死に2レース目があることを祈っていました(笑)その祈りが届いたのかその日は4レースありました。次の日は2時間待機となりお昼に出艇となったため、3レースしかありませんでしたが、日曜日は最悪レース中止かと思っていたので良かったです。


葉山での合同練習の規模よりは小さいと知ってはいても初めてのレースは緊張して1レース目は沈しないで、途中で変更されたマークを正しく回る、下の艇に気を付けることにしか意識がいかずようやくワクワクしてきたのは次に乗った3レース目からでした。クローズの時はとにかくヒールを起こすことや波に叩かれたときに吹っ飛ばないことに必死ではありましたが、あそこの大学には勝つぞ〜と山口さんとギャーギャー言いながらはしるのは楽しかったです。ランニングではとにかく前の艇を抜かすことに必死で、練習したことすらなかったのに普段房総から見ていた先輩のパンピングを見よう見まねでやってみたり、ランニングで落ちないようにように必死に足を引っかけグラグラしながらも爆速で走り抜けたりするのもただただやば過ぎてテンションが上がりました。


レース中その時自分に出来る最大限を出し切ったとは思いますが、もっとこうすればよかったと思うこともあります。一番反省しているのはスピンに関するトラブルです。初日レース海面にランニングしながら向かっている途中スピンとシートの玉が飛んでその場で直したり、上げたスピンが絡まっていたり、ランニング中当日の朝スピンポールの紐の長さを短くしたためか、スピンポールがシートから外れてしまったり、スピン回収時に一度海に沈めてしまったためか、次のランニングのときにスピンシートが艇の下でセンターに引っかかってしまったりしました。練習の時にも何度もあって、レースでは一番気を付けようと思っていたことなのに何度もトラブルがあり、情けなくて一回クローズで半泣きでトラピーズに出てました(その時の自分の姿想像するとやばい人過ぎますね)スピンポールが外れてシートだけでランニングを走ったり、リーチングに挑戦したりしたことは良い経験ではありましたが、そのトラブルがなければもっと順位を上げられたので、次こそは練習してきたスピンワークを発揮できるように防げるトラブルは防いで行きたいです。


レースを振り返って感じるのはシンプルですが「もっと速くはしりたい」です。レース中自分たちよりも圧倒的に速い艇を見ては常にそう感じました。特に2本目のクローズで既に上マークを回ってスピンを張ってる艇を見ては速すぎだろと思うと同時に笑ってしまいました。葉山に来て合同練習したり、女子インに出たりするまでは正直たまに男女の体格差に不平を抱くこともありましたが、女子ペアが合同練習で男子ペアに圧勝してたり、女子インで圧倒的スピードで走る艇を見てそんな感情も吹き飛びました。不貞腐れる前もっと技術を磨いていこうと強く思うようになりました。


八月の下旬に女子インに出ると決まって初めて山口さんと乗ってから両手で数えられるほどしか一緒に練習しなかったにも関わらず、全てのレース完走出来たのは本当に山口さんのお蔭です。きっと先輩もレース中は自分のことで手一杯だったはずなのに、レース前も、レース中もずっと私たちにアドバイスを下さり、たった二日のレースですが自分が随分と成長したように思えます。波に叩かれるたびに「耐えろ」、トラブルがあっても「まだあるから気を緩まない」と確かにはたから見ればスパルタ指導だったかもしれませんが、私にとっては𠮟咤激励の言葉でした。スパルタ指導をなさると同時に「トラピーズナイス」とか「ナイススピンワーク」と何度も褒めて下さりました。正しく飴と鞭ですね。山口さん、レース経験0の私たちを連れて強風の中レースに一緒に出てくださり本当にありがとうございました。


最後になりますが、私たちのために練習を見に来てくださった小岩井さん、熊田監督、OB、OGの皆様ありがとうございました。また、レース前からレース後まで色々サポートしてくださった男子部員の方々本当にありがとうございました。レースぎりぎりまで整備を手伝って下さったり、初日のレース後にばてんのとれたハーネスを夜遅くまで直して下さったり、レース当日帆立からサポートして下さったり、色々なものを買ってきて下さったりとなんだかVIPの待遇を受けているようでした。来週に迫るインカレ予選では私たちが全力でサポートしていきたいと思います。