今年の世界選手権は、度肝を抜かれるタデイ・ポガチャルのオーバー100㎞地点からのアタック、そしてそこからの50㎞の独走という印象にも歴史にも残る勝利に沸きました。往年の名選手で史上最強と呼ばれたエディ・メルクスとアイルランドの英雄ステファン・ロッシュしか成し得ていなかったジロ・デ・イタリア総合優勝、ツール・ド・フランス総合優勝、そして世界選手権金メダルというトリプルクラウンを、圧倒的な強さで成し遂げたインパクトは絶大です。
そんなポガチャルをメルクスが絶賛しているようで、「ポガチャルはもう私を超えているよ」とコメントし、その才能を認めているのです。もともとメルクスはポガチャルを称賛していたのですが、これはもう今のポガチャルのレベルはすでに『歴史上最強』であると語っているのと同義です。
史上最強と言われているエディ・メルクスに「ポガチャルはもう明確に僕を超えているよ。内心彼がツールで勝利したときにすでにそれは感じていたんだよ。でもそれが今回の世界選手権の勝利で確信に変わったよ。もちろん時代は違うけど、独走が得意だった私でさえ世界選手権で100㎞以上手前から仕掛けようなんて考えたことさえなかった。でもそれを目の当たりにしたとき、それはもはや一般常識で想像できる範囲を超えていたよ。マシュー・ファンデルプールやレムコ・エヴェネプールのような強豪選手たちが控えていても、何の躊躇もなかった。彼は間違いなく常人ではないよ。彼は絶対的なチャンピオンだよ。」(cyclingtimeより引用)とまで言わしめるポガチャルは新たな伝説となりつつあるようです。
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