以前、このブログで自転車に乗る前に読む本 生理学データで読み解く「身体と自転車の科学」という本の紹介をしたことがあります。この本は自転車に乗る事がいかに健康に有益かを科学的に解説したものでしたが、自転車に乗るリスクについては触れられていませんでした。
「自転車に乗る前に…」考えなければならないのはそのメリットだけでは片手落ちで、そのリスクも同時に考えなければならないでしょう。著者の論点が明白なので、この本自体が片手落ちだと言っているのではありません。自転車は交通ルールを守り、車道を走ることが大前提として書かれているはずです。
ところが、実情はどうでしょう?相変わらず歩道を走る自転車は後を絶たず、中にはスマホを見ながら走っていたり、車道を逆走したりする姿も見られるのも実情です。昨年からヘルメット着用が努力義務化されたとはいえ、実際にヘルメットを装着している方が珍しい…
「自転車に乗る前に…」考えなければならないのはそのメリットだけでは片手落ちで、そのリスクも同時に考えなければならないでしょう。著者の論点が明白なので、この本自体が片手落ちだと言っているのではありません。自転車は交通ルールを守り、車道を走ることが大前提として書かれているはずです。
ところが、実情はどうでしょう?相変わらず歩道を走る自転車は後を絶たず、中にはスマホを見ながら走っていたり、車道を逆走したりする姿も見られるのも実情です。昨年からヘルメット着用が努力義務化されたとはいえ、実際にヘルメットを装着している方が珍しい…
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先日、自転車にも青切符を適用する道路交通法の改正が閣議決定され、2026年度中の施行を目指すという報道もありましたが、免許の必要ない自転車に青切符を切る判断をしなければならない警察官の負担は相当なものになると思います。現状は平成27年の道交法の改正で悪質な違反には赤切符が導入されていますが、悪質な違反に限られていて、実効性には疑問が残ったので、青切符にしてみましょうといった感じです。
ロードバイク乗り個人としては法整備だけでは不十分だと感じています。何故なら、本当にこの国で他の国のように自転車は車道だけを走ることができるのかという疑問が残るからです。本来車道を走るのが当たり前の軽車両である自転車が昭和45年の道交法改正で一部例外的に歩道を走ることが認められ、狭い国土と車社会の中で、自転車は歩道を走るのが安全と考えられるようになり、今に至っているからです。
昭和45年(1970年)から半世紀もの間続いていた習慣ともいえる行動が、そう簡単に変えられるとは思えないのは私だけではないでしょう。これは実際に自転車に乗って車道を走り、側面を大型車両や高速車両が走り抜けるという状況を体験してみないと分からないのかもしれません。そんな危険な所を自分は勿論、幼い子供や高齢者を走らせる事など危険きわまりないと考えるのは当然のことだと思います。自転車に乗る前に考えておくことは「自転車はそういうリスクのある乗り物」だという認識だと思います。自転車は僅か数kgから十数kgの無防備な2輪車なのですから…
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