さあ、メジャー第3戦KPMG全米女子プロ選手権の最終日が始まりました。シブコは最終組から2組前でレキシー・トンプソン、コ・ジンヨンと回ることになりました。昨日のホールアウト後のインタビューで最初はかなり緊張していたと口にしていたシブコ。ただ、5番のバーディがやはり大きかったようで、立ち直るきっかけになってくれたようです。
全米女子OP前の彼女ならズルズルと後退していたはず。緊張もある中でスコアを崩しても今のシブコは我慢がきくようなメンタルが戻って来ていることは間違いないでしょう。まだ、勢いに乗って爆発するプレーは出来ていませんが、ゾーンに入ったシブコの姿が見てみたい。
全米女子OP前の彼女ならズルズルと後退していたはず。緊張もある中でスコアを崩しても今のシブコは我慢がきくようなメンタルが戻って来ていることは間違いないでしょう。まだ、勢いに乗って爆発するプレーは出来ていませんが、ゾーンに入ったシブコの姿が見てみたい。
この日の1番パー4ではティーショットを左のフェアウェイバンカーにつかまり、セカンドで2オンできません。アプローチもピンを大きくオーバーしヒヤリとさせられましたが、この下りの長いパーパットをド真ん中から沈めます。強気のパットは健在です。ショットとこのパットが上手くかみ合えば上が見えて来ます。
2番パー5はティーショットはラフだったようですが、セカンドでピンまで113ヤードほどの距離まで運び、圧巻のサードショットはピン側1m以内にピタリと止まりました。これを難なく沈め4アンダーとします。
3番パー4は無難にパー。4番パー4では右サイドの大きな木も恐れずに攻めてフェアウェイキープ。セカンドはピンに真直ぐ向かうも、ピン手前のマウンドに当たり戻ってしまう。ここを3パットのボギーとしてしまう。ただ、今のシブコはここで終わらない。昨日曲がれを変えた5番パー3で6Uで放ったショットはドローがグリーン左の土手に当たりナイスキックでピン傍へ。これを決め切り今日2つ目のバーディとします。
何としてもバーディが欲しい6番のパー5で、ナイスティーショットで2オン可能な距離まで運んで来たのですが、アドレナリンを気にしたのか、風を気にしたのか3Wではなく。3Uを選択し。グリーンを捉えきれず。アプローチもあまり寄せきれずにバーディを逃してしまいます。流れに乗り切れません。
ドライバーも悪く無い、アイアンショットも悪く無い、長いパットも強く打てているのに何故…と考え始めると、以前のシブコに戻ってしまいます。7番パー4はフェアウェイからアイアンショットを右に出し、グリーンショートサイドの難しいバンカーへ打ち込んでしまいます。ここでボギーを打つと終戦というところで、バンカーから出せず、4打目はピンを大きくオーバーして、Wボギーで終戦となってしまいました。
ただ、まだトップ10圏内にはいるので、気持ちを切り替えることができるかが、今後のシブコの真価が問われることになりそうです。表情を見る限りイライラした様子はありません。集中力もありそうでしたが、8番パー4の3パットで項垂れてしまいました。
結局、上もスコアが伸ばせていなかっただけに、この2ホールが明暗を分けてしまいました。決して悪いゴルフではありませんでしたし、ここからはノーボギー、1バーディの2アンダー7位タイでフィニッシュしたのは立派だと思いました。とにかく以前のようにズルズルとスコアを落とすことは無くなっているのです。シブコの復活は間違いないでしょう。後は「優勝」という自信です。
山下美夢有が2位タイで終えました。西郷真央も2アンダーでシブコと並び7位タイで来年の出場権を手にしています。またまた、トップ10に日本選手が4人という結果になりました。山下は単独2位ならロレックスるランキング15位以内は確実でしたが。2位タイに3人なので、15位以内でのオリンピック出場は微妙ですが、日本人2番手での出場は確実になりました。
今月のリシャッフルで出場権を失っているシブコは、7月以降メジャー大会以外は出場権がありません。おそらく7月は日本へ戻って来てプレーすることがあるかもしれません。8月はエビアンから全英女子OPとメジャーが続きますので、メジャー2勝目はいずれ来るはずと信じて待ちましょう。9月からは、再びリシャッフルでフル参戦が可能になりますので、秋にシブコがどんなゴルフをしているのかが楽しみです。
全米女子OPが単独2位、今回の全米女子プロも7位タイと凄い結果なのですが、どうしてもシブコにはもっと上を求めている自分がいます。ただ、シブコ自身も口にしているように「新たな章の始まり」と考えることにしたいと思います。
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