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美しい自然とともに

歩いて帰るⅣ

2012-02-08 18:41:19 | 日記

今年になってから、鎌倉駅から極楽寺まで毎日歩いている。僕の足で三十五分ぐらいだ。思ったほど苦にはならない。特に朝は寒いのだが気持ちが良い。体も元気だ。どんどん行ける気がする。

たまには妻と歩くのも良い。いつもとコースが少し違うと、いつもと違う思い出が湧き上がってくる。
妻は駅前で買い物をして帰ると言っているので、ここからは僕一人でのんびりと歩いて家に帰ろう。

小町通りをブラブラと歩きながら行こうかとしたが、まだ、だいぶ人が歩いている。最近は土日祭日だけでなく平日でも天気が良いと人がいっぱいいる。歩くのに苦労するほど人が多いこともあるのだ。昔はこんなことは無かった。夏はみんな海へ行ってしまうので、小町通りはガラガラだったのだが、今は夏でもいっぱいだ。

小町通りを諦めて八幡宮の段葛を歩くことにした。春になると満開の花で僕たちを楽しませてくれる桜の木も今は裸の状態だ。足元にあるツツジも咲いていない。それでも夕暮れの中を何組もの人たちが歩いている。

この段葛とは八幡宮に向かって道路の中央に一段高く道を作ってある。だんだんと幅を狭めて作ってあるらしい。遠近法で実際の長さより長く見えるのだそうだ。七百年以上も昔に色々なことを考えて作ったものだ。

段葛の両脇には昔から、レストラン、蕎麦屋さん、ケーキ屋さん、鎌倉彫屋さんと沢山のお店が並んでいる。八幡宮を通り過ぎて行ったところにも最近は色々とお店ができている。蕎麦屋さんや和菓子屋さんがある中にタイ料理のお店なんかもできた。

お腹も減ってきて、どんなものを作っているのかと、覗きながら歩いているともう、国大前に来た。国大といっても今は付属の小学校しかない。昔は横浜国大の教育学部がここにあった。汚い寮もあって学生の人たちが住んでいた。そんなことを思い出しながらブラブラとあるいている。妻は居ないのでのんびりとしたものなのである。



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