BES大山(鳥取)

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阿弥陀堂

2006-08-06 08:31:14 | 歴史・文化
大山寺の歴史は古く、奈良時代まで遡ることができます。
修験の山として開かれた大山は堂や院が多数建てられ、
大山寺と呼ばれるよう になりました。(此処では、総称しての大山寺について)

大山寺の中の堂の一つに「大山寺阿弥陀堂」があります。
阿弥陀堂は名前から分かる通り、
阿弥陀如来を祀る建物として創建されました。

享禄2年(1529)の災害の際に流失し、天文21年(1552)に
古材を利用して移築再建され、現在に至っています。
使われている古材も時代が経つにつれ、遠い地方のものが使われています。
輸送手段が後の年代になると次第に発達したことが分かります。

それから、「あみだくじ」は知っているでしょうか?

線を引いて下に当りや外れを書き、その線を選ぶくじですが、
この形式のくじは室町時代から行われていました。

この「あみだくじ」は、「網の目のようなくじ」…ではなく、
今と昔では線の引き方が異なっていました。
当時は、現在のように線を平行に引くのではなく、
放射線上に線が引かれていました。

この様子が、阿弥陀如来の後光に似ていたことから、
現在の「あみだくじ」と呼ばれる由来になったと言われています。

もし、何かの機会に阿弥陀仏を見る機会があれば、
後ろにさす光も見てみて下さい。