BES大山(鳥取)

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死火山と活火山2

2006-08-29 08:26:28 | 歴史・文化
以前は、「大山は死火山である」とされていましたが、
現在では世界中に完全に死火山であると確認されている火山はありません。

死火山とは歴史時代に噴火記録のない火山、
あるいは今後噴火する見込みのない火山のことをいいます。
それに対して活火山とは、現在活動している火山の意味で使われていましたが、
今日では最近2000年間に活動した火山をさして使われます。
しかし、2000年という期間では活動の周期が短いため、その定義を、
過去1万年以内の噴火履歴のある火山を活火山とするようになってきています。

休火山とは歴史時代に噴火記録があるが、
現在は活動していない火山のことを言いましたが、
さきほどの活火山の定義に含まれるようになったため、今日では使われておらず、
活火山」と「それ以外の火山」に分けられています。

ちなみに、大山の火山灰は規則的に噴火の順に堆積していて、
大山周辺では数mもの厚さで分布しています。
この堆積した火山灰の表層部分の黒い土は「黒土(くろぼく)」と呼ばれ、
普通の土に比べて水分が多く保水力と粘りがあり、
その特性から水稲栽培や果樹栽培に最適で、
大山裾野には現在も良質な田園地帯、果樹園地帯が広がっています。

田畑が更地や住宅地へと変わっていく傾向が強いですが…

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ちなみに今日の8時現在の気温は25.5度。
天気は晴。建物の中より、外に出た方が風があって涼しい気がします。