BES大山(鳥取)

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金門とは

2006-08-21 08:27:17 | 歴史・文化
大山寺本堂と大神山神社奥宮の間の参道に、「金門」という場所があります。
金門と言っても、黄金細工で覆われた門があるわけではなく、
緑に覆われた参道とは一変し、荒涼とした川原があります。

金門とは自然にできた岩石の門であり、
ここを流れる佐蛇川が、両側からせり出した岩石の壁で極端に狭められ、
下流に流れていて、これを門と見立てて名づけられたそうです。
ここは聖域で、昔はこの岩石の壁を修験者が飛び越える修行をしたそうです。

ここの川原は、あちこちに石積みがしてあり、賽の河原と呼ばれています。

大山は「死霊の赴く山」であるとの信仰が根強くありました。
亡き人を偲んで、横手道をたどり、
金門の賽の河原で縁者の供養をしたと伝えられます。

賽の河原については8/16「ケルンと賽の河原」 を参照。

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そういえば、中国では「西」の事を「金」とも言うようです。
西の方角は豊かな地とイメージされ、「金」の季節である「秋」とともに、
裕福で実り多い方角とされています。

比喩で、金にも換えがたい景色。
そういう言った意味合いで付けられたのかも知れませんが。

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今日の8時現在の気温は25度。
天気は曇。少し蒸し暑く感じます。
山の方では、にわか雨や雷雨があるかもしれません。
川遊びには「マウンテンストリーム岸本」が良い…とか?