BES大山(鳥取)

鳥取県大山周辺に関する日々の情報、お知らせなどを載せています

大山自然保護の歴史1

2006-12-16 08:26:34 | 自然保護
大山が国立公園に指定されたのは昭和11年2月です。
国立公園制度が制定された当時の目的は日本を代表する景勝地を保護し、
外国人観光客を誘致して外貨を獲得しようとするものでした。

時が流れるにつれ、この国立公園制度も次第に自然保護に力を入れるようになり、
昭和24年には特別保護地区の制度が制定されました。
特別保護地区とは、その地区内にある動植物を採取することはもちろん、
落ちている葉っぱすら持ち帰ってはいけない所であり、
鳥取県内では大山の山頂と鳥取砂丘の真ん中が指定されています。

昭和40~50年代にかけての観光(登山)ブームにより、
毎年200~250万人もの観光客が大山を訪れるようになりました。
多くの登山客が山頂に登り、無秩序に散策するため
大山山頂の植物が全くなくなり、土がむき出しの状態となってしまいました。
また、観光客が残していくゴミ問題も深刻化してきました。

そんな状況を受けて昭和52年に官民一体の
「大山をゴミから守る県民運動連絡協議会」が結成され、
春と秋の年2回、大山全域の一斉清掃を行うことになりました。

昭和53年の一斉清掃では、13tのゴミが集まり最高を記録しています。
その後、ゴミの量は減少を続け、現在ではピークの10分の1になっています。
------------------------------------------------------------
今日8時現在の気温は5度。天気は曇
この時期は関係者のみで、一般のお客さんが殆どいません。