Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

応援団に捧げた青春(7)/練習初日…「しきたり」を覚える

2007-05-16 00:04:51 | 応援団シリーズ化記事
晴れて『応援指導部』の一員となった小生…。

その翌日の練習「初日」は、先輩への「挨拶」と、「挨拶」をしなければならない状況の説明、そして「練習風景」の見学がメニューでした。


先ず「挨拶」は、とにかくたくさんあります。


校内や、部室入室の際や、実際に応援活動をする場所で行う、先輩方に対する「こんにちは」の意味を持つ「チワァ~ッ」。

練習が始まるときや終わるときに「集合」するのですが、先輩からご指導を受ける時にする「押忍(実際はオォ~スッ…と伸ばします)」。

ご指導に対し、理解したことを返答する「ハァ~イッ」。

OBの先輩方からの差し入れや、現役部員でも先輩から「お使い」を頼まれ、その駄賃などを頂いたときの「いただきます」と、「ご馳走様でした」と、「ありがとうございました」を意味する「シタッ」。

そして、帰宅する時の「失礼します」を意味する「スラァ~スッ」。


こういったものを、時・場所・その場の空気などを察して行わねばなりません。


たとえば、先輩が階段を下の階から上に上がられ、小生達下級生部員が上の階から階段を下っていた場合、先輩を見たら真っ先に先輩より「下」に駆け下り、「チワァ~ッ」と大声で挨拶しないといけません。
そうです。「上級生」より「下級生」は、位置としても常に「下」にいる必要があるのです

同じ目線であれば、たとえ先輩が小生達下級生の姿に気付かなくても、こちらが先輩を見かけたら、その場で同じように、「チワァ~ッ」とやります


では、登下校時に、先輩と電車内や駅など、いわゆる「公共施設」で見かけたときはどうするか…。


これは、大声ではなく、先輩が近づいた時点で、周りの通勤客や通学の学生やその他のお客様に迷惑にならない程度の「小声」で同じように「挨拶」をします。

ですが、それでも、一般の乗客から見たら「奇妙」であることは確かなので、時々「白い目」で見られます。
ですが、白い目で見られようが何しようが、先輩からその場で「挨拶は要らない」といわれるか、そういったサインが送られない限りは、「挨拶」は必須です

これを怠ると…「うさぎ跳び」の罰が待っています

ちなみに、「挨拶」は、『応援指導部』の先輩方、OBの先輩方だけでなく、顧問&副顧問の先生と、体育の先生方にも同様にやる必要があります。
だから、とにかく一歩でも自宅から外に出れば、気を張っている必要があるのです。


また、練習をご覧にお見えになり指導を受けた後に、ジュースなどの飲み物などをOBの先輩方や、上級生からいただいた場合は、先程ご紹介した「いただきます」などの「挨拶」を駆使しますが、そのときも、差し入れを頂戴した先輩に向かって、いただく前に「いただきます」と大声でやり、頂いた後は「ご馳走様でした」をやっぱり同じようにやります。

ちょっと驚きは、この「いただきます」&「ご馳走様でした」をやるときの「レアケース」の場合…つまり、差し入れをした先輩が、練習半ばで帰路に就かれた場合です。

その時は黙って「いただく」のではなく、差し入れをした先輩の「自宅がある方角」に向かって、やっぱり大声で「いただきます」&「ご馳走様でした」をするのです。


それほど、厳しい「挨拶」のしきたりがあります。


「練習初日」は、その説明を延々と受けたあと、「挨拶」の「実践」練習をするのです。

小生は、1年生で最後に入部した『応援指導部』員でしたので、たった一人で、2年生の先輩(確か、T先輩だったと思います)と「マンツーマン」で練習をすることになったのです…。

恥ずかしいやら、虚しいやら…逃げ出したい気持ちでしたが、時すでに遅しです。
入部した以上は、避けては通れない道です。

小生がひたすら「挨拶」の練習をしている傍ら、それはすでに済んでいる同級生部員達は、一足早く、本格的な練習メニューに入っています。

そんな同級生達を眺める度に、「早く同級生達と同じメニューの練習をしたい」と思う小生でした…。
でも、横目でチラチラ見ると、やっぱり先輩に怒られるので…厳しかったですね。

でも、今となっては、本当に良い思い出です。


ですが、同じメニューをこなす練習は、望まずとも、向こうからすぐにやってきます。
何しろ、1年生部員も「即戦力」であり、「レギュラー」ですから。


次回は、『応援指導部』の部員として、不可欠な校歌&応援歌を頭に叩き込む様子について、その次の回では、「ルーチン」で行う練習メニューについて、お話しましょう

さらに次の回では、『新入部員歓迎コンパ』について、その次以降に、いよいよ本格化する、文化祭でのステージ演技『臙脂の集い』に向けた、「地獄の」練習内容について、リアル感たっぷりにお話できたら…と思います。

どうぞお楽しみに

(次回に続く。)
Comments (6)
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