Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

遠山 雄亮 四段の『器の大きさ』

2007-05-19 10:34:53 | 将棋
2005年10月に四段への昇段を決め、プロ棋士の仲間入りを果たした遠山 雄亮 四段

先日、片上 大輔 五段について4月17日のエントリー記事で触れましたが、今回は、どうしても遠山四段について触れたいと思い、この記事をエントリーしました。


先日、nanaponさんが、『親愛なるファニースペース様』というタイトルでエントリーしていましたが、その後も、遠山四段は、精力的に対局&普及活動&ブログ更新を続けています。

ご自身の対局では、今日も別エントリーで触れましたが、竜王戦6組の決勝戦への進出を決めています。
昨日の遠山四段のエントリーでも、そのことが触れられています。
今月末の決勝戦…本当に頑張って欲しいです。
小生、応援は「プロ」ですから、エールを贈るのは「スマイル0円」です。心から応援したくなった遠山四段のためなら、何ぼでもエールを贈りたいですね


遠山四段が、将棋入門者の小生の心を、がっちり掴んで離さなくなった理由がいくつかあります。


そのひとつは、『新たな試み』というタイトルのエントリーの内容です。


渡辺竜王ももちろんですが、遠山四段も、ご自身の対局を懇切丁寧に解説してくださいます。
入門者の小生にとっては大変勉強になるし、ベテランファンの皆さんにとっても、こうしたプロ棋士の姿勢は、きっと大変貴重に感じていると思います。

ですが、小生のような入門者にとって、たとえば…

「この局面で、▲9九Xと指したいですが、後手から△同Yとされると後から△8九Zとされて困ります…」

みたいに、文章で解説されても、実際に台と駒を持ってきて、並べてみないと変化が分からなくなることがあります。

こんな入門者への配慮かどうかは、遠山四段に直接聞いてみないことにはわかりませんが、この『新しい試み』…入門者にとても優しい『試み』で、小生のハートを完全に「ノックアウト」しました
これなら、変化が一発で見え、理解がすこぶる早まります。

このエントリーで、遠山四段を益々応援したくなり、大ファンになりましたね


2つ目が、『小学校指導』というエントリーです。


ご自身の対局だけでもご多忙なのに、小生並みに「入門者」の小学生へ、将棋の魅力を遠山四段なりの方法で伝えようとする姿勢…凄いです。
並大抵のことではできません。

「良いきっかけなので、一生懸命やって一歩ずつ進めていきたいと思います。今回の事で一人でも多くの小学生達に興味を持ってもらいたいものです。」

あくまでも、指導相手の小学生を思いやる姿勢…凄く謙虚で、こちらがヒューマニズムの勉強になります。
普及活動は、小学生にとどまらず、大学へ自ら出かけて実施もしています。
これを「精力的といわずして、何を「精力的」というのでしょうか。
見習うべき点…凄く多いです


そして3つ目は、『振り返ると…』というエントリー内容です。


そこで遠山四段は、こう綴っています。引用してご紹介します。

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そして今回理事が改選となります。立候補者の顔ぶれを発表する事は出来ませんが、色々と思う事があります。昨日の夜は、どういう将棋界になるんだろうな、という事を漠然と考えていました。ここからの2年はきっと、激動の2年間で起きた数々の事の筋道を立てていく時期になるのでしょう。私自身はどういう形でお手伝い出来るのか、それを問われる時期になるのでしょう。

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凄いです。

これからの将棋界に、何が大切で、何が必要で、自身のブログの読者に、何をどのように正確に伝えるべきか…

これが前提になければ、このコメントの存在はあり得ないと、小生は感じます。

nanaponさんの最新エントリー『植福の生き方』にも、相通じるものがあると思います。
遠山四段なら、nanaponさんの意も汲んで、しっかりした票を投じると信じています

そして、ご自身のブログのエントリーへコメントを残すファンにも、丁寧にレスを返しています。
ブロガーとしてようやく5ヶ月目に入った、まだまだ「若葉マーク」の小生が、一番見習わなければならないところでしょうね


他にも遠山四段の凄さを挙げれば、枚挙に暇がないのですが、特に最近目立ったのはこのあたりでしょうか


こうした遠山四段の「ヒューマニズム」に迫るとき、その『器の大きさ』を感じずにはいられません。

今後の遠山四段のご活躍…心から期待しています
Comments (7)
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