Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

森内名人が星を戻す/『第65期 名人戦 第3局』

2007-05-09 21:29:33 | 将棋
昨日までの2日間、表題のタイトル戦が三重県を舞台に行われましたね

結果は、将棋ファンの読者ならもうご存知と思いますが、後手番の森内名人が星を一つ戻し、このシリーズの対戦成績を「1勝2敗」としました

戦形は、相振り飛車…正直ビックリしました。

森内名人は、後手番なら、振り飛車をやって来るだろう…という見方はありましたが、郷田九段も振るとは…大胆に挑みましたね


これはあくまで「入門者」の見方ですが、郷田九段の棋風として、攻める時はとにかく「剛直」で、押して押して押しまくるのですが、それがハマらないと、結果に繋がらない…
こういった具合で、星を落とすことが良く見受けられます。
ですが、小生は、それが「郷田将棋」と尊重していますので、見ていて気持ちが良いですね。

一方、森内名人は、「鋼鉄の受け」が本来の棋風です。
ところが、失冠はしましたが、2月からの棋王戦では、「受け」一辺倒でなく、指し手に随所に工夫が見られるなど、新境地を自ら開拓するような将棋を、ここ最近見せています。

この第3局は、両対局者共に、本来は「居飛車党」ですが、共に飛車を「振る」という違いはあったにせよ、「本来」の棋風がそのまま現れ、その結果として、森内名人に凱歌が挙がったのでは…と見ています。

郷田九段の「攻め倒し」がどこまで続き、それを森内名人が、「鋼鉄」よろしくどう受けて「郷田将棋」を退けたのか…凄く興味がありますね

これから、会社の生協でゲットした毎日新聞を広げながらじっくり並べて、勉強したいと思っています。

第2局が、森内名人にとって、ある意味「本意でない」負け方で、これが尾を引くと、ズルズル行ってしまう雰囲気でしたが、見事に盛り返しました
そこは、さすがですね~

ただ、郷田九段も、負け方としては「攻め足りなかった」という見方もできますし、まだ星一つリードしている状況です。
精神的に追い込まれた感じは、していないのでは…と見ています。


ターニングポイントであった第3局を、森内名人がディフェンディング・チャンピオンとしての「貫禄」を示してものにしました。
先手番で圧倒的勝率を誇る第4局で、星をタイに戻すことができるのでしょうか?

それとも、郷田九段が勝って、奪取に王手をかけるのでしょうか?。

次の第4局が、益々楽しみになりました
Comments (4)
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