今日は、ちょっとショッキングなニュースが2つも飛び込みました。
先ずは今日の昼、ZARDの人気ボーカリストの坂井 泉水 さんが、入院先の病院で転落死したそうです…。
ZARD坂井泉水さん、闘病中の病院で転落死(朝日新聞) - goo ニュース
また、時がそれほど過ぎていない夕方に、松岡 利勝 農林水産大臣も、自宅で首をつって自殺し、遺書も同時に見つかったそうです。
松岡農水相が自殺 議員宿舎で首つる(朝日新聞) - goo ニュース
この2つの記事は、上のリンクからご覧ください。
率直な感想としては、共に「本当に残念」の一語に尽きます。
まず、坂井さんの死について…。
記事によれば、坂井さんは昨年6月から、子宮頸がんを患っていたそうです。
それを苦にしてのとっさの行動で、自らの命を絶ったとしたら、もっと残念です。
事故であってほしい…そう願っています。
小生も、20年前…大きな病気をしました。これは何度もお話していると思います。
病名は、『左大腿骨巨細胞腫(良性)』です。
あと11日後に、この病気の予後の定期健診とCT検査を受けるため、罹りつけの癌研有明病院に向かいます。
小生の命を助けていただいたのが、この病院の整形外科の先生方です。川口&真鍋&松本の3人の先生は、小生がお世話になったときからのスタッフです。
小生は親しみを込めて、川口 智義 先生を、陰でこそっと『ボス』とお呼びしているのですが…、長年、整形外科部長に就かれ、最先端の技術で、数々の命を救っています。
過去25年間の良性腫瘍の手術事例が5,050件あるようですが、その中の1件は、小生のものも含まれています。
最先端の技術で患者を救う「ゴッドハンド」をお持ちの川口先生は、自ら「“カーペンター川口”と呼んでくれ」と、冗談交じりに語っています。
そして、小生のように、完全復活した患者さんと一緒に、時々プロレス観戦をなさるなど、常に患者の視点で診療に当たっています。
たとえ診断が悪性であっても、「一緒に長いマラソンを走ってゆこう」という姿勢で患者と接してくださいます。
先生は、可能性がある限り、最後まで諦めないんですね。
小生も、そんな川口先生から「もし悪かった(悪性だった)ら…ダメだっただろうね。でも良かった。元気になって。」と、退院のときに淡々と告げられています。
現在は(恐らく今年から)後進に道を譲る形で松本先生にその座を譲り、自らは『顧問』として、存在感を存分に示していらっしゃいます。
そんな川口先生…小生と顔を合わせるたび「いつも元気だね~。変わらないね~あの時と。」と、優しく声をかけてくださいます。
あと、11日後…そんな川口先生にお目にかかります。
癌専門病院の病棟に入院したという、類まれな経験をしてはいますが、まだまだ小生は小僧です。
でも、はっきりいえることが1つあります。それは…
『助かる可能性がある以上は、決してあきらめてはいけない』
ということです。それだけ、命は尊いものです。
もし、坂井さんが、ご自身の病気を苦にしていたとしたら…本当に残念です。
小生自身は、この病気に罹ったことを、ある意味『宿命』と思って、これからも一生上手に付き合っていくつもりです。
素晴らしい作品を数多く残していらっしゃる坂井さんなら、病気と付き合うことが精神的にそんなに大変なこととは、小生にはどうしても思えません。
こんなしがないサラリーマンの小生でさえ、できることなのですから…。
そして、小生は、この命を救っていただいたお返しを、小生自身でできることで、必ずするつもりです。これは1月26日のエントリーでもお話しています。
それが、小生のこの世で生きる『仕事』なのだと思っています。
ところが、nanaponさんとは『もうひとつの生き方』と『もうひとつの生き方・その2』というエントリーで、風屋さんとは『仕事』というエントリーで、『生きる』ということをテーマに情報交換してから、まだ10日も経っていません。
それなのに、相次いで悲しい事件が1日に2つも…これはとても切ないです。
坂井さんに対しては、ちょっと声を大きくしていいたいこと…あります。
『生きる』ということに対して、実はご自身で「答え」を出しているではありませんか。
そうです。『負けないで』の歌詞です。
負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
どんなに離れてても 心はそばにいるから
追いかけて 遥かな夢を…
この歌詞に込めた想い…嘘ではないですよね。
ご自身の病気に「負けた」わけじゃないですよね。
そう信じたいです。
次に、松岡農林水産大臣の死についてです…。
確かに、現在の松岡大臣の置かれている立場は、「針の上の筵」だったかもしれません。
でも、自ら命を絶つことは、小生の父の言葉を借りれば、「人生の敗北を宣言したようなもの」です。
小生も、2年前…家庭環境の面でも、業務上でも、精神的にかなり追い込まれました。
三度のご飯より好きな競馬も楽しめない自分自身に、呆然&愕然としたほどです。
2年前は、あのディープインパクトが無敗で3冠を達成した年です。
本当なら、昨日のウォッカじゃないけれど、大はしゃぎしてもおかしくないのに、感動する気持ちが、全く湧いてこなかったのです。
それほどまで、心が病んでいました。
仕事も満足にできない…
研究職なのに、アイデアも浮かばない…
そんな自分は価値がない…
消えてなくなりたい…
そう思っていた時期でした。
そんな気持ちを職場の先輩に思い切って吐露して、ようやく少しずつ元気を取り戻し、こうしてブログをはじめてからは、小生自身も気持ちや感じたことの整理にもなり、先にご紹介したnanaponさんのブログをはじめとする、様々な素晴らしいブログと出逢ったことで、物事の見方が大きく変わりました。
nanaponさんをはじめとして、小生の拙い内容のブログにコメントを寄せてくださる振られ飛車さんやssayさんの励まし、KOFさんの応援団に対する情熱…そういったものに触れることができたことで、昔の少年のような心を取り戻しつつあります。
本当に嬉しかった…。
小生のルーツである『元気』を取り戻していただいた皆さんに、心から「ありがとう」です。
特に、大ファンの振られ飛車さんから、このブログを立ち上げて間もない頃に、最初にコメントを頂いたときは…嬉しくって、思いっきり泣きました。
ssayさんから小生のブログにお越しいただいて、励まされたときも、胸が一杯になりました。
現業でも、先の風屋さんの『仕事』のエントリーではないですが、出世とか、名誉とか、高給取りになるとか…そんな小さなことではなく、好きな本に囲まれ、雨風さえしのげる家があり、食い扶持に困らない程度のお金があれば、風屋さんと同じように、小生もそれで十分…。
nanaponさんの『もうひとつの生き方』のエントリーではないですが、天気がいいこと、ご飯がおいしいこと、良く眠れたこと…お天道さまに感謝しながら生きる…。
『生きる』って、実はそういうことではないかな…と思います。
小生は小生。
与えられた地位で、とにかく全力でぶつかる…。
きっと誰かが見ていることだけを信じて、応援団やっていたときの、一心不乱に練習に打ち込んでいたピュアな心を持つこと…。
そんな感じで、これからも進んで行きたいと思います。
こんな小僧の小生で、おこがましいのですが、松岡大臣に申し上げたいのは…
人間は、生まれてくるときは、自分自身の意思ではどうにもならない。
神様から、「あなたはこの両親の下で、この世で修行をしなさい」と命じられ、生まれてくる。
だけど死は、どういうわけか、いつでも自分の意思で選ぶことができる…。
でも、人生の「リセット」はできない…。
だから、『生きる』ことは、とても尊い…。
ということです。
まだまだ生きられるのに、nanaponさんの生きているだけでまるもうけのエントリーではないですが、苦しくても、生きてさえいれば、どうにかなってしまうのに…自ら「負け」を認めてしまいました…。本当に残念です。
ちょっと収拾つかなくなっちゃいましたが…
『生きる』ということ
読者の皆さん御一人御一人に、それぞれに哲学があっていいと思うのです。
でも、こうした残念な訃報に触れるとき、ちょっとだけ歩みを止めて考えてみることは、人間として、時には必要なのかもしれません。
そのきっかけを、お二方が自らの身体を犠牲にして、身をもって示してくださったと理解すれば、そこから学べることはたくさんあります。
いや、学ばねばならないのです。
まだ『生きる』ということに対して色々な方と情報交換をして10日も経たないのですが、改めてそう感じます。
最後に、天に召されたお二方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。合掌。
先ずは今日の昼、ZARDの人気ボーカリストの坂井 泉水 さんが、入院先の病院で転落死したそうです…。
ZARD坂井泉水さん、闘病中の病院で転落死(朝日新聞) - goo ニュース
また、時がそれほど過ぎていない夕方に、松岡 利勝 農林水産大臣も、自宅で首をつって自殺し、遺書も同時に見つかったそうです。
松岡農水相が自殺 議員宿舎で首つる(朝日新聞) - goo ニュース
この2つの記事は、上のリンクからご覧ください。
率直な感想としては、共に「本当に残念」の一語に尽きます。
まず、坂井さんの死について…。
記事によれば、坂井さんは昨年6月から、子宮頸がんを患っていたそうです。
それを苦にしてのとっさの行動で、自らの命を絶ったとしたら、もっと残念です。
事故であってほしい…そう願っています。
小生も、20年前…大きな病気をしました。これは何度もお話していると思います。
病名は、『左大腿骨巨細胞腫(良性)』です。
あと11日後に、この病気の予後の定期健診とCT検査を受けるため、罹りつけの癌研有明病院に向かいます。
小生の命を助けていただいたのが、この病院の整形外科の先生方です。川口&真鍋&松本の3人の先生は、小生がお世話になったときからのスタッフです。
小生は親しみを込めて、川口 智義 先生を、陰でこそっと『ボス』とお呼びしているのですが…、長年、整形外科部長に就かれ、最先端の技術で、数々の命を救っています。
過去25年間の良性腫瘍の手術事例が5,050件あるようですが、その中の1件は、小生のものも含まれています。
最先端の技術で患者を救う「ゴッドハンド」をお持ちの川口先生は、自ら「“カーペンター川口”と呼んでくれ」と、冗談交じりに語っています。
そして、小生のように、完全復活した患者さんと一緒に、時々プロレス観戦をなさるなど、常に患者の視点で診療に当たっています。
たとえ診断が悪性であっても、「一緒に長いマラソンを走ってゆこう」という姿勢で患者と接してくださいます。
先生は、可能性がある限り、最後まで諦めないんですね。
小生も、そんな川口先生から「もし悪かった(悪性だった)ら…ダメだっただろうね。でも良かった。元気になって。」と、退院のときに淡々と告げられています。
現在は(恐らく今年から)後進に道を譲る形で松本先生にその座を譲り、自らは『顧問』として、存在感を存分に示していらっしゃいます。
そんな川口先生…小生と顔を合わせるたび「いつも元気だね~。変わらないね~あの時と。」と、優しく声をかけてくださいます。
あと、11日後…そんな川口先生にお目にかかります。
癌専門病院の病棟に入院したという、類まれな経験をしてはいますが、まだまだ小生は小僧です。
でも、はっきりいえることが1つあります。それは…
『助かる可能性がある以上は、決してあきらめてはいけない』
ということです。それだけ、命は尊いものです。
もし、坂井さんが、ご自身の病気を苦にしていたとしたら…本当に残念です。
小生自身は、この病気に罹ったことを、ある意味『宿命』と思って、これからも一生上手に付き合っていくつもりです。
素晴らしい作品を数多く残していらっしゃる坂井さんなら、病気と付き合うことが精神的にそんなに大変なこととは、小生にはどうしても思えません。
こんなしがないサラリーマンの小生でさえ、できることなのですから…。
そして、小生は、この命を救っていただいたお返しを、小生自身でできることで、必ずするつもりです。これは1月26日のエントリーでもお話しています。
それが、小生のこの世で生きる『仕事』なのだと思っています。
ところが、nanaponさんとは『もうひとつの生き方』と『もうひとつの生き方・その2』というエントリーで、風屋さんとは『仕事』というエントリーで、『生きる』ということをテーマに情報交換してから、まだ10日も経っていません。
それなのに、相次いで悲しい事件が1日に2つも…これはとても切ないです。
坂井さんに対しては、ちょっと声を大きくしていいたいこと…あります。
『生きる』ということに対して、実はご自身で「答え」を出しているではありませんか。
そうです。『負けないで』の歌詞です。
負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
どんなに離れてても 心はそばにいるから
追いかけて 遥かな夢を…
この歌詞に込めた想い…嘘ではないですよね。
ご自身の病気に「負けた」わけじゃないですよね。
そう信じたいです。
次に、松岡農林水産大臣の死についてです…。
確かに、現在の松岡大臣の置かれている立場は、「針の上の筵」だったかもしれません。
でも、自ら命を絶つことは、小生の父の言葉を借りれば、「人生の敗北を宣言したようなもの」です。
小生も、2年前…家庭環境の面でも、業務上でも、精神的にかなり追い込まれました。
三度のご飯より好きな競馬も楽しめない自分自身に、呆然&愕然としたほどです。
2年前は、あのディープインパクトが無敗で3冠を達成した年です。
本当なら、昨日のウォッカじゃないけれど、大はしゃぎしてもおかしくないのに、感動する気持ちが、全く湧いてこなかったのです。
それほどまで、心が病んでいました。
仕事も満足にできない…
研究職なのに、アイデアも浮かばない…
そんな自分は価値がない…
消えてなくなりたい…
そう思っていた時期でした。
そんな気持ちを職場の先輩に思い切って吐露して、ようやく少しずつ元気を取り戻し、こうしてブログをはじめてからは、小生自身も気持ちや感じたことの整理にもなり、先にご紹介したnanaponさんのブログをはじめとする、様々な素晴らしいブログと出逢ったことで、物事の見方が大きく変わりました。
nanaponさんをはじめとして、小生の拙い内容のブログにコメントを寄せてくださる振られ飛車さんやssayさんの励まし、KOFさんの応援団に対する情熱…そういったものに触れることができたことで、昔の少年のような心を取り戻しつつあります。
本当に嬉しかった…。
小生のルーツである『元気』を取り戻していただいた皆さんに、心から「ありがとう」です。
特に、大ファンの振られ飛車さんから、このブログを立ち上げて間もない頃に、最初にコメントを頂いたときは…嬉しくって、思いっきり泣きました。
ssayさんから小生のブログにお越しいただいて、励まされたときも、胸が一杯になりました。
現業でも、先の風屋さんの『仕事』のエントリーではないですが、出世とか、名誉とか、高給取りになるとか…そんな小さなことではなく、好きな本に囲まれ、雨風さえしのげる家があり、食い扶持に困らない程度のお金があれば、風屋さんと同じように、小生もそれで十分…。
nanaponさんの『もうひとつの生き方』のエントリーではないですが、天気がいいこと、ご飯がおいしいこと、良く眠れたこと…お天道さまに感謝しながら生きる…。
『生きる』って、実はそういうことではないかな…と思います。
小生は小生。
与えられた地位で、とにかく全力でぶつかる…。
きっと誰かが見ていることだけを信じて、応援団やっていたときの、一心不乱に練習に打ち込んでいたピュアな心を持つこと…。
そんな感じで、これからも進んで行きたいと思います。
こんな小僧の小生で、おこがましいのですが、松岡大臣に申し上げたいのは…
人間は、生まれてくるときは、自分自身の意思ではどうにもならない。
神様から、「あなたはこの両親の下で、この世で修行をしなさい」と命じられ、生まれてくる。
だけど死は、どういうわけか、いつでも自分の意思で選ぶことができる…。
でも、人生の「リセット」はできない…。
だから、『生きる』ことは、とても尊い…。
ということです。
まだまだ生きられるのに、nanaponさんの生きているだけでまるもうけのエントリーではないですが、苦しくても、生きてさえいれば、どうにかなってしまうのに…自ら「負け」を認めてしまいました…。本当に残念です。
ちょっと収拾つかなくなっちゃいましたが…
『生きる』ということ
読者の皆さん御一人御一人に、それぞれに哲学があっていいと思うのです。
でも、こうした残念な訃報に触れるとき、ちょっとだけ歩みを止めて考えてみることは、人間として、時には必要なのかもしれません。
そのきっかけを、お二方が自らの身体を犠牲にして、身をもって示してくださったと理解すれば、そこから学べることはたくさんあります。
いや、学ばねばならないのです。
まだ『生きる』ということに対して色々な方と情報交換をして10日も経たないのですが、改めてそう感じます。
最後に、天に召されたお二方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。合掌。