「漂流外国物語」第百三ページ、上の五~六行目
解読 候。巳七月十三日長崎表江着仕候而より翌午二月
頃と覚へ申候、御奉行衆之前ニ而御読聞せ有之
読み 候。巳七月十三日長崎表へ着き仕り候てより、翌午二月
頃と覚え申し候、御奉行衆の前にてお読み聞かせこれ有り
説明 今日は比較的読みやすい様です。 「七月」の前に「巳」が有ります。 「
長崎表」・・・「表」は広辞苑によりますと、「そちらの方」と言う様な意味で
使うと載っています。現在では「長崎市」という様な感じで読めばよいと思います。
「二月頃」・・・「頃」は難しい。 「御読聞せ有之」・・・「聞せ有之」が解りにくい。