日本の医師国家試験の受験資格は、医学部を卒業した者という条件がある。医師国家試験なんて簡単なものですが、でもその医学部に入れない。医師は、給料がべらぼうに高く、仕事が楽だから希望者が多いんです。
では、海外の医学部は?というと、凄く簡単。なぜか?というと、給料が安いから。最近人気急増中の東欧諸国なんか狙い目。元々、共産主義国ですから、ホワイトカラーの給料は安い。医師の給料より、炭鉱の労働者の方が、給料が高い。
だから、普通の知能の持ち主なら、誰でも入れる。しかも、学費や物価が安い。留学生は「年間の生活費は120万円もあれば十分です」といっている。また、東欧諸国は医学教育を外貨獲得の手段と考えて、海外からの留学生を積極的に受け入れている。
では、問題点は?というと、入学は容易だが進学が難しいことだ。例えばハンガリーの医学部では、「ストレートで進学できるのは4割程度。3割は留年、残りの3割は退学する」という。これは、言葉の問題も大きいでしょうね。そして、そのハンガリーの医学部を卒業し、日本の医師国家試験を受験したのは2013年以降56人いる。このうち、41人が合格しいていて、合格率は73%。これも、言葉の問題ですかね。同じような勉強はしてるんでしょうけど、「これは日本語では何というんだろう?」という感じですかね。
もっとも最近では、日本の医学部へ行くより海外の方が簡単に医師になれるから、というのではなくて、将来国際的に活躍する医師になるため、大学から海外の医学部に入学する、という人もいます。いずれにせよ、日本の医師が増えるのは大歓迎です。そして、質の低い医師をクビにしてほしい。