宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

有智山と原山

2008-09-07 | Weblog

宝満山の西に対峙してある四王寺山。
この山の東斜面にかつて「原山」
寺号を無量寺とする寺があって
通称「原八坊」と呼ばれていました。

近年の調査で11世紀から山中に
堂社が建てられたことがわかり
中世山岳寺院としての構造が
徐々に明らかになりつつあります。

現在、太宰府市石坂にある
九州歴史資料館では原山内で
福岡県教育委員会文化財保護課
が昨年度に実施した原遺跡18次調査の
報告展示がおこなわれています。