今年も宝満で宝満修験会の大護摩供が催行されました。
復興されて28回目になるそうです。
明治の神仏分離令、修験道廃止令によって
この山で絶えた火が時を越えて今日もまた
多くの人々の祈りとともに神と出会い
煙となり、炎となり山に登っていきました。
事前の神事では昨年の本会での例会で
その演奏をご披露いただいた
筑前琵琶の総帥である中村旭園さんの
九十年という年月に裏打ちされた
「竈門山」が粛々と社殿で奉納され
竈門の神に行事の開始が報告されます。
そして竈門の神から分け与えられた神火が
結界で守られた護摩壇の前に据えられた
祭壇に神官から行者に渡されて
いよいよ行事の開始です。